自分の体型に自信を持つにはどうしたらいい? 一般女性に聞いてみた。

もし自分の容姿を好きになれなくても大丈夫。あなたはひとりではありません。

もしあなたが今、「自分の容姿が好きじゃない」と感じているとしても、大丈夫。あなたはひとりではない。

北米に住む女性を対象にした最新の調査によると、約4人に1人の女性が自身の容姿にコンプレックスを抱いており、さらにうち3人に1人がそのコンプレックスから社交の場を避けた経験があることが分かった。

調査は米・女性用カミソリのブランド「ジレット・ヴィーナス」によって行われたもので、この企業は(最近まで)主に、スリムで剃毛された白人女性を広告に起用していた。ボディ・ポジティブへの動きに美容ブランドが加入することに対して違和感があるものの、この調査は会話を始めるキッカケとなった。

4人に1人の女性が体へのコンプレックスを抱えているならば、あとの3人は自分の体と上手く付き合えているということ。そこでハフポストUK版は今回、そういった女性たちに、どのようにして自分の体に自信を持てるようになったのか、その秘訣とアドバイスを聞いてみた。

多様なボディタイプの女性たち イメージ写真
RAWPIXEL VIA GETTY IMAGES
多様なボディタイプの女性たち イメージ写真

女性たちの結束力は強く、100人以上の女性がTwitterで経験やアドバイスをシェアしてくれた。下記でコメントの一部を紹介しよう。

1. いろんな服装に挑戦して、その自分を受け入れて愛そう

結婚式で、サイズ14の私が、背中が大胆に開いたドレスをブラなしで着ることはすごい恐怖でした。「背中の脂肪はどうしよう」とか「私の胸たるんでるし」みたいな不安が沢山あって。結果的に私はそれでとてもハッピーだったから、今思うとバカげた不安だったけど。でも私はそれを受け入れ、愛する術を学びました。自分に否定的になったら、それは自分が愛する人を否定することにもなるから。

自分の「体型」に合わせて服選びをするのをやめて、ただ自分の着たい服を買うようにしました。無意味に聞こえるかも知れないけど、素敵な服に身を包むだけで自分も素敵って思えたりするから。

30代半ばから後半にかけて経験した最大の驚きの1つは、自分の体に対して「これでも良いんだ」って思えるようになったこと。ひょっとしたら歳のお陰かも知れないけど、オーストラリアでの生活にも大きな影響を受けたかも。気候上、1年のほとんどを脚を露出した服装で過ごすから。あと泳ぐ機会が増えたことも。ビキニで過ごす時間が長いと、自分が周りからどんな風に見えてるかなんて気にならなくなってくるの。

2. 自分の体が「どう見えるか」ではなく「何ができるか」を考えよう

「どう見えるか」ではなく「何ができるか」に焦点を当て始めることで克服しました。まず武道を始めて、次にヨガ、クライミング、そしてランニングなど色々なことを楽しみました。(こういったアクティビティを通して、意識的に自分を「以前の自分」以外の誰とも比較しないよう努力もしました)

ものすごく時間がかったし、酷く凹んだ時期もあったけれど、障がいのお陰で以前より体に自身が持てるようになりました、手術跡の傷とかそういうのも含み。自分の体で出来ないことや見た目の心配をするよりも、今は出来ることがあることに感謝しています。

私の場合、娘を産んだことで大きな変化がありました。それまでは体に関して色々な不安な気持ちがあったんですが、彼女を産んでからは、そういう気持ちも薄れていきました。彼女を産んだこの体を誇りに思うし、こんなにもセクシーな気分になったことはありません。

3. ポジティブな影響を与えてくれる人と一緒にいよう

数年前、大人の水泳クラスに通っていました。70才過ぎの女性は堂々と白髪混じりの陰毛を見せていて、30代の私はタオルで隠していました。彼女に出会った今、私はもうタオルで隠しません。年上の女性と友達になってみよう!

私はプロのレスリング教室に通っています。女性専用のレッスンで、体型、体格、年齢も様々でみんなもの凄く難易度の高いことに挑戦していて、とってもキツくて(良い意味で)クレイジーです。常にアザだらけ(笑)だけど、とっても幸せです。

私は今、スタンドアップ・コメディに挑戦しながら、OCD(強迫性障害)の治療を受けています。私からのアドバイスは、自分に相応しい、自分が輝いてる姿を心から見たいと思ってくれている人たちに囲まれているか確認することです。

4. 体型は人それぞれ。「違い」を称えよう

私は服作りをしているのですが、女性たちの体の違いを見ることで、既製品の服が体にピッタリと合うのは、すごく稀なことなんだと気が付きました。以前は、自分の「ここは大きすぎる」「ここは小さすぎる」なんて考えていましたが、そんなのはナンセンス!

ここに至るまで、とても時間がかかりました。結婚してから2~4サイズ大きくなって、太ったと言われるようになったんです。そんなことで自信を失うなんて、今思えば馬鹿馬鹿しい。でも、この体は自分のものだし、体のシルエットにも意味はあるんだって思うことが、克服するに当たって唯一の方法になりました。それに、夫は気に入ってくれてます。

5. 他人と比較するのをやめよう

歳をとったことで(変な話ではあるけど)楽になりました。やっと、体型を比べることが、どれだけの喜びを人生から奪っているか分かったし、見た目を気にするよりも、出来ることの多さに感謝できるようになりました。今でも、比べてしまうことはありますが、そういった劣等感などを抑えることは前より簡単になりました。

私は自分の体に自信を持って生きてきましたが、誰だって揺らぐ瞬間があるものです。20代後半に入って、自分で自分を受け入れる事ができればそれで良いんだと気がつきました。だから私からのアドバイスは、自分を他の誰かと比べたりしちゃダメってことです。まるで意味のないことですし、何の救いにもなりません。

6. 不健康な「ダイエット文化」を直そう

拒食症を乗り越えるまで、とても長い道のりでした。ダイエットのルールを手放し、自分の価値は体型と関係ないと気づきました。私のアドバイスは、広い視野を持つこと。特にソーシャルメディアでそれは重要です。お手本になるようなアカウントを見つけて、それぞれの体型での健康や、本能に従った食事についても読んでね。

女性が食べ物や食習慣について話すときは気をつけて欲しいです。「夕食はサラダにしなきゃ」とか「どうしよう、全部食べちゃった」「私って、なんてだらしないの」などといった言葉をよく耳にします。こういう言葉が食べ物や食べることへの罪悪感、身体への悪影響を促す環境作りを促進してしまっているのです。私は食べ物に関して、こういったネガティブかつ危険な言葉を口にするのを辞め、友達がそういう話をしても口を黙ることにしています。ヒドい気分になって痩せこけて行くだけなので。私たちはもっと上手に食べる事と付き合っていけるはずです。

7. 時間をかけて、焦らずに

多くの人が、自信はすぐに身につくと思っているけど、それは大きな誤解。実際はそうじゃありません。摂食障害に長い間苦しんできた人は尚更のこと。自分と向き合い、受け入れる、そしてそれが行動に反映していく...大変なプロセスなのです。自分自身を受け入れることは決して一筋縄では行かないのです。

ハフポストUK版の記事を翻訳、編集しました。