台風5号、フィリピンの東で発生。日本への影響は?

その名は「ダナス」 フィリピンが提案した名称で、「経験すること」という意味です。
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7月16日(火)15時、フィリピンの東海上の熱帯低気圧が、台風5号(ダナス)になりました。

今後台風は北西に進路を取り、ルソン島の北の海上を進んで中国大陸に接近すると見られます。台湾やフィリピンでは荒れた天気になる恐れがあるので、渡航を予定している方は注意が必要です。

なお、日本への直接の影響はありませんが、南西諸島では雨や風が強まり波が高くなる可能性があります。また、台風から梅雨前線に向かって非常に暖かく湿った空気が流れ込むことで、西日本を中心に大雨をもたらす可能性があります。最新の天気予報にご留意ください。

▼台風5号 7月16日(火)15時現在

擾乱種類 台風(TS)

存在地域 フィリピンの東

移動 西 15 km/h

中心気圧 994 hPa

最大風速 18 m/s

最大瞬間風速 25 m/s

7月からは台風の発生が多い時期に

平年の台風発生数
平年の台風発生数
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台風の発生は7月に入って2つ目で、今年5つ目の台風です。

北半球で発生する台風は、海面水温が低い2月頃を底に発生しにくい状況となります。発生数の平年値を見ると、6月までは1~2個の発生が普通ですが、7月は3~4個程度発生するのが普通となり、台風が多く発生しやすい時期に入ると言えます。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風5号のダナス(Danas)は、フィリピンが提案した名称で、「経験すること」という意味です。

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