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うつ病の私の性生活【セックス・ダイアリー第13話】

私は25歳。うつ病、そして抗うつ薬がセックスに与える影響にうまく対応しようとしている。

付き合い始めたばかりでいつでもセックスがしたい時の、あの舞い上がるような気持ち、分かる?それから次第に日常生活が邪魔するようになり、2人ともいつも「もっとセックスをすべきだ」と考えるようになる...。

これは誰にでも起こりうること。でも私たちの状況はいつも、他のカップルよりもずっとひどい気がする。

私が初めてうつ病と診断されたのは17歳の時で、今は25歳になる。その間、誰とも付き合っていない時期が長かったけど、この1年半は恋人ができて、そのパートナーと同居している。彼は素晴らしい人ですごく大切にしてくれるけど、時々私のうつ病がひどくてセックスライフがうまくいかない時期がある。そういう時は、3週間以上もセックスをしない。

最初の問題は、抗うつ薬とその副作用。薬を止める時、始める時、新しい薬を試している時。昨年、服用していた薬でいつも気分が悪くなっていたので、新しい薬を服用し始めないといけなかった。目まいがして、のどが渇いて、眠れなかった。病院が投薬量を2倍にしてみたけど、余計ひどくなっただけだった。

今は別の薬に切り替えたけど、調子が良くなる前に、もっと気分が悪くなる調整期間があった。その間、意識がもうろうとしボーっとしていたので、セックスなんてまったく頭になかった。それから、状況が良くなると今度は、抗うつ薬のせいでオーガズムに達するのが難しいという現実に直面するのだ。

声に出して言うのはすごく恥ずかしいけど、オーガズムの後に実際に泣いたことも何度かある。何とかオーガズムを迎えることができたとき、感情的に圧倒されてしまうこともあるのだ。素晴らしい時間を過ごせたとしても、その気まずさの中、相手に「あなたは何も悪くない」と説明しないといけない。

それからうつ病自体も物事に影響する。他のカップルもセックスレスになっているかもしれないけど、その責任は2人にあると感じるだろう。私はというと、いつも自分のせいだと思っている。仕事から帰り、ソファーに座ってワインを飲みながら映画を見ている時、ただ彼とリラックスするかわりに、私はこう考えている。「セックスをすべき?でもしたくない」。そしてこう思い始める、「私は不良品なのではないだろうか?」と。

うつ病のせいで私は常に、彼はセックスをしたいのに私は彼にそれをあげられないと思い込んでしまう。病気の時は休息をとらないといけない(それにちっともセクシーな気分にはなれない)のに、これは悪循環だ。でも休息をとろうとすると、自分で自分を非難してしまう。うつ病は一般的にとても孤独で、常に自分の頭の中で生きている。私のボーイフレンドが実際にこういったことを少しでも考えている証拠は一切ないのだ。

彼からプレッシャーのようなものを受けたことは一度もないけど、うつ病のせいで状況を大げさにとらえてしまう。心の片隅で、彼は他の人との出会いを求めていて、別の人となら大いにセックスを楽しんでいるだろうと考えているのではないか、と思ってしまう。最悪のシナリオを考えてしまうのだ。

こうなると彼は、そんなことは考えていないし、ただ映画を楽しんでいるだけだと、私を安心させないといけない。彼は私を抱きしめたりキスをしたりするたびに、必ずしもセックスをしようとしているわけではなく、ただ愛情を表現しているだけだと説明しなくてはいけない。もちろん、私は彼がセックスしようとしているのではないかと気をもむので、結果的にはそれさえも楽しめない。

うつ病とセックスについては、数多くの誤解がある。状況は人によって異なる。あまりにもたくさんの人がメンタルヘルスの問題を抱えているので、それぞれが異なるのは当たり前だ。うつ病の人は性欲過剰か冷淡かのどちらかだという誤った通説はいくつもある。実際、うつ状態の時は確かに性欲が強い人も何人か知っている。誰とも付き合っていなかった時、私は何度も出会い系アプリでセックスだけの関係を求めた。必要とされるのは気分が良かったから。でもそういった行動をとるたびに、結局は気分がさらに落ち込んだ。

ボーイフレンドが、他には何も求めずただベッドで私を抱きしめたがることもある。そうすると気分がいくらか軽くなる。それからたまに、「嫌でも引き受けなくては」と考えている自分がいる時、それを聞いたら彼が何というかを考える。彼は絶対に、そんな形で私がセックスすることを望まないだろう。なぜならそれだと彼も楽しめないだろうから。

もしうつ病を抱えていなかったら、変わるのはセックスライフだけではない。人生すべてが違ってくるだろう。ポジティブな点をあげるとすれば、うつ病のおかげで自分のパートナーがいかに素晴らしくて寛大かがわかった。つらい時に私が意識するのは、セックスだけでなく、自分の人生全体を立て直すこと。なぜなら起きてシャワーを浴びることすらできない日は、セックスはもっともしたくないことだからだ。でももっと良い生活を送って、きちんと食事を作って、自分を大切にケアすれば、すべてがうまくいくから。

セックス・ダイアリーは、ハフポストUK版に読者から無記名で寄せられたセックスに関するストーリー。ハフポストUK版に掲載されたものを、翻訳・編集しています。様々なセックスにまつわるストーリーを通じて、性にまつわる喜びや悩みをオープンに語り合おうという企画です。