新生活応援!子供の習い事人気No.1「英会話」最新事情に迫る

なぜ、英語を学ぶのか?なぜ英語が必要なのか?どのように英語を学ぶのか、活かすのか?

こんにちは!

日本最大級ちょっとグローバル志向なママ&キッズのための情報サイトGlolea![Global+Learning=グローリア]編集長 内海裕子です。

新年度がはじまりました! 少しおちついたら子供の習い事を本格検討したいという親御様も多いことでしょう。今回は、子供の習い事人気No.1「英会話」最新事情に迫ります。

全国の習い事に通う小学生以下(未就学児〜小学校高学年)の子供をもつママを対象にした「子供の習い事」についてのリクルートが行った最新のアンケートによると、今後、習わせたい習い事ランキングで「英語・英会話」が2年連続1位となっており、実に、全体の2人に1人が「習わせたい」と圧倒的な人気です。

また、年齢別の詳細な内訳を見ても、未就学児・小学生低学年・小学生高学年...全ての対象者において「英語・英会話」が今後習わせたいと1位となっており、これからより一層、英会話を習うお子さんが増えていくことが予想されます。

今回の特集では、子供英語の専門家や、様々なタイプの子供向け英会話スクールを編集部が徹底取材。それぞれのスクールの考え方を通じ、お子様にあった英会話スクールの選び方いつからはじめるのが良いのか、その効果や、スクール選びのポイントについてお届けします!

子供の習い事で「英語・英会話」がNo.1人気の理由とは?

ママが「英語・英会話」を子供の習い事として選んだきっかけは、

  • 将来に有利なため 52.8%
  • 本人が希望したため 31.8%
  • 学校の授業についていくため、備えるため 21.9%

と「将来に有利なため」が半数以上!

グローバル化が急速に進む社会の中、世界とつながって学び、仕事をする機会が増えていくことが予想される中、幼少期から英語をという流れが高まりつつあるようです。

また、実際に、地域によっては小学校1年生から「外国語活動」がすでにはじまっていることや、文科省主導による英語教育改革で5年生、6年生では「英語」に成績がつく教科化がはじまること。

このような背景から英語を習うお子さんが増えていることから「お友達と一緒に自分も一緒に英語を習いたい!」と自ら英語の習い事を選ぶお子さんも増えていることなども「英語・英会話」教育の低年齢化の背景となっているようです。

▲英語力を測定する国際的な試験「TOEFL」で常に上位にランクインしている北欧諸国。幼稚園・小学校からネイティブの英語に触れる環境があり時間数も多いのが特徴。早期英語教育を重要視しているお隣 韓国も幼少期からの実践的な英語教育を進めています。世界的に幼少期からの語学教育は大きなトレンドです。

「子供を生む前から検討していました」というママも!!

ママが子供英会話を検討し始めるのはいつ?

さて、ママはいつ頃から子供の英語学習を検討し始めるのでしょうか。未就学児から英語を習わせているママへGlolea![グローリア]編集部が独自に行なった取材では、親御さんがお子様の英語教育を妊活中&妊娠中...等、かなり早い段階で検討しているということが分かりました。

子供を生む前から」「妊娠中」と、お子様が生まれる前から検討しはじめるママは珍しくなく、「子供が1歳になる前には幼少期からの英語教育を検討し情報収集もはじめていた」という方も多数。

検討されているママ・パパの英語力に関しては、英語が苦手、英語が堪能...等、親御さんの現在の英語力や海外経験にあまり相関はなく、幼少期から何かしら英語に触れる機会を与えたいと考える親御さんの全体的な絶対数は増えているようです。

英語を幼少期から始める理由として

  • 英語が勉強になる前に、楽しみながら英語力を身につけさせてあげたい
  • 英語の発音と聴く力は幼少期に育まないと限界があると思う
  • これからの時代は語学力が仕事の機会などのチャンスを大きく広げると思うからからはやいうちに

...等の意見が数多く集まりました。

専門家に聴く!スクールの選び方&はじめ方

「英会話スクールは、お子様との相性がすごくあると思います」と語るのは、子供達に人気のNHK番組「えいごであそぼ」の総合指導でもおなじみの子供向け英語教育の第一人者で、心理言語学・応用言語学・英語教育がご専門の玉川大学大学院教育学研究科 佐藤久美子教授

「英会話スクールは、とにかく楽しむタイプのスクールや、しっかり学習するタイプのスクールなど、方針もさまざまです。

ひとつのスクールで相性がよくなくても、方針の違うスクールであれば気に入って通いたがるというケースもあります。通わせてみて、子供が好きなら継続する、あまり好きじゃないと言ったらいったんお休みにする。子供のペースに合わせて!」と話されます。

また、スクールだけに任せずに「親子で英語を楽しむスタンスを大切に、スクールで学んできたことも、ご家庭での日常生活で何気なく使っていけばいいと思います」とのこと。

子供 英会話いつからはじめる?通い始める適齢年齢は?はやく始めて大丈夫?

英語をはじめる年齢、適齢期に関しては多くのママの関心事ですが、佐藤先生はこのように続けます。

「英語を始めるタイミングはいつでも良いですが、音の面に関して言えば、早い時期からのスタートはおすすめです

日本に住んでいて、ご両親も日本語を話していて、子供も日本語をしっかりと獲得できる環境がある上で英語を0歳児から学んでも、日本語への悪い影響は全くありません」と語ります。

また、幼少期からはじめる英語学習や、英語スクールの習い事通いで大切なことは「お子さんが英語が楽しいと反応するようになってから。無理をしない、そしてあまり期待をしない。長期的に見ることが大切です」(同)とのこと。

街中には様々な子供向けの英会話スクールがあり、「それぞれのスクールごとの特徴がいまいち分からない...」「どういうポイントで選べばよいの?」というのが、ママの本音ではないでしょうか。

今回は、子供向けで定評のある人気の英会話スクールや、今注目度急上昇中のスクールに取材。スクールの特徴や子供英語のトレンドについても詳しくお伺いしてきました。

他の習い事はイヤイヤでも

英語だけは楽しくて「通い続けたい!」という子供が多い

小学生の英語教育の前倒しの準備段階として。また、留学をはじめとした将来のための様々な選択肢を持てるように...ということで親御様からのお問い合わせが増えています」

と語るのは1977年の創立から約40年にわたり子供向け英語レッスンを提供し続けているネイティブ講師レッスンのパイオニアでもある「シェーン英会話」(株式会社シェーンコーポレーション、本社:東京都千代田区)立川校を担当する三重野さん

「最近の子供達は習い事に忙しく、他の習い事は乗り気で通っていなくても、"英会話だけは楽しい!"というお子様が多いようで、楽しみに通ってくださっているということを感じています」(同)

その「英会話は楽しい!」はどこからくるのか、編集部がレッスンを見学させていただきました。

イギリス人講師エドワード先生の「Well done/よくできたね!」という声に、嬉しそうに反応する子供達。普段は、幼稚園に通っているこの元気な男の子たちは、週1回のレッスンを3歳頃から習い2〜3年になるといいます。

テンポの良い先生の掛け声によって、教室いっぱいに体を使い、ゲームや音楽、小さなカードやホワイトボードも活用しながら飽きずに、楽しく、英語と遊びながら英語の世界に浸っている様子を垣間見させていただきました。

週1回40〜50分英語イマージョン環境の子供英会話レッスンの効果は?

レッスン中、講師は日本語を一切使いません。子供達がたとえ日本語で「これ何?」と問いかけても、講師は子供達が知っている英語とジェスチャーを組み合わせて、英語を英語で理解することを促します。そのため、子供達は、頭のなかで英語を日本語に変換することなく英語のままで意味を理解。英語を言葉としてどんどん自分のものとして吸収していました。

「週に1回子供を通わせて3年になりますが、発音が本格的というか。自分ではとても教えられないような発音で英語を発するので毎回子供が英語を発するたびに驚いています」と語るのは、同校にお子様を通わせている親御さん(42歳)。

また、同じクラスに通うお子様の親御さん(38歳)は、「外国人に物怖じしないメンタリティーが育まれています。外国に対しての興味も高く、テレビで外国の映像が出てくると大きく反応したり、街中で外国人を見つけると『先生と同じ国の人かな?』などと、世界をポジティブに感じてくれているようです」

同校の生徒には小学生が多いが、今回取材させていただいたクラスに通う生徒のように、保育園や幼稚園の年中・年少のお子様を持つ親御さんからのお問い合わせも増えているのだとか。

マイペースで英会話の世界に集中したいお子様には「マンツーマン」という手も

小学生以上の子供向けにマンツーマンレッスンを提供する「Gabaこどもマンツーマン英会話(通称:Gaba kids)」(株式会社GABA、本社:東京都新宿区)では、子供達の英語力をUPするために、全く違うアプローチを取り入れています。

「Gaba kidsでは、大人同様、マンツーマンのレッスンを受講できます。」と語るのは 同社マーケティング部の南西久美子さん。レベルもペースも一人ひとりに合わせられるため、子供達に合ったペースで進められるのがマンツーマンのメリットで、上達も早いのだそう。

自分のペースで先生と英会話の世界に集中できるのはマンツーマンならではです。日本語環境でも、グループでいるときには控えめで、引っ込み思案なお子様もいらっしゃいます。英語となるとなおさら活発で発言量の多いお子様に押されてしまうことも。

また、程度習熟度によってクラス分けされていても、どうしても少しの差異を気にするという繊細なお子様や、逆に、グループでははしゃぎすぎて、英語に集中できなくなってしまうお子様もいらっしゃいます。」(同)

英会話スクールというと、グループレッスンを思い浮かべる親御さんも多いと思いますが、グループがちょっと心配と思われるお子さんや、マンツーマンのほうが伸びそうと思われる場合は、一つの選択肢としてマンツーマンレッスンも一度体験してみると良いでしょう。

同校では、採用率3%の講師の中でも、子供を教える認定プログラムを終了したインストラクターが子供レッスンを担当。40分のレッスンは子供が飽きずに集中できるよう、教材に関連したフラッシュカードを使うなど、変化をつけながら視覚と聴覚を使い英語表現・コミュニケーションをしていくとのこと。

忙しいママの場合、レッスン時間がフレキシブルに組めるのもマンツーマンレッスンのメリットです。生徒専用のサイトからPCやスマホで、予約やキャンセル・変更ができるのも嬉しい特徴です。

「また、最近、英語を学ぶ方にも大きな変化が出ていると感じます」と続ける同校 南西さん。

「これまでは"英語ができたらカッコいい""海外旅行のために英語を楽しみたい"ということで受講をはじめられる方も多かったのですが、最近の大きな変化は、英語を実際ビジネスで使う必要があるという切実な方が増えてご入会いただくケースが増えています

その流れで、実際に親御さんがGabaのマンツーマンレッスンを受講し、『コレは良い!』と感動されて、そのままお子様をGaba kidsへ通わせはじめるという方も多いです。

お子様を入会させた理由として必ず出てくるキーワードは『子供の将来のために』ということ。また、『小学校の外国語活動の前倒しに備えたい』という話もよく聴くようになりました」(同)。

子供英語が大きく変わる!

受験英語からコミュニケーションのための英語教育へ

『世界標準の英語教室』を目指し開校した「ヤマハイングリッシュアカデミー」(株式会社ヤマハミュージックジャパン、本社:東京都港区)。

同校は、49の国と地域で英会話スクールを展開するブリティッシュ・カウンシルによる全面監修のもと、1987年から約30年にわたり「ヤマハ英語教室」で培ってきた英語教育や教室運営のノウハウを活かし、グローバル化に対応したコミュニケーションのための英語、グローバル品質の英語教育を小学生から学べるスクールとして2015年に開校。現在、吉祥寺と池袋にてスクール運営が始まっています。

これから、日本の英語教育は大きく変わります」と語るのは、同社 英語教育部 部長 山田邦憲さん。

「センター試験の仕組みが変わる事にともない、今後の入試は従来の"受験英語"ではなく、『聞く』『話す』『読む』『書く』という4つのスキル=4Skillsが求められ、従来より実践的なコミュニケーションを重視する方向に変わっていきます。

文部科学省では、この4Skills重視の8つの試験を『CEFR(セファール)』で位置づけ、英語教育改革における、学習到達度の目安とするとしています。」(同)

これからの英語教育の指針となるCEFR(セファール)とは?

英検®、TOEIC®、TOEFL®、IELTS...は聴いたことあるけれど「CEFR」という言葉は初めてという親御さんも多いのではないでしょうか。

現在、英語の運用力・コミュニケーション能力別のレベルを示す国際標準規格として、世界的に使われるようになっているCEFR(Common European Framework of Reference for Languages)は、複数の言語や文化が共存するヨーロッパで、異なる学習環境を背景とする言語能力を比較できるように開発され、今、欧米だけでなく、世界中で導入されはじめているので、日本でもこれから耳にすることが増えそうです。

日本でもお馴染みの各種英語テストがCEFRでどのレベルになるのかという対応表を文科省も用い、評価しやすい共通のものさしとして使い始めています。

「私達、ヤマハイングリッシュアカデミーでは、スクール開校時からCEFRに対応した、学齢による到達度の目安を定めています。

小学生からレッスンを開始し、中学1年生時点で日常生活での身近なことがらについて、簡単なやりとりができるCEFR A1相当の英語力を習得。更に、身近な話題を理解して、自分の意志と理由を簡単に表現できる CEFR B1相当の学習に入っていくことを目標にしています。」(同)

子供達がグローバル時代に豊かに生きるために必要なスキルを英語で学ぶ先鋭的な塾も登場!

英語教室という概念を完全に超え「英語を学ぶ」ではなく「英語に慣れ親しみながら未来のリーダーに必要な基礎を学ぶ」として展開し、グローバル志向な親御さんから注目度が高まっているのは英語で考えるリーダー塾「igsZ」(株式会社igsZ、本社:東京都渋谷区)。

同校は、英会話を教えるのではなく「英語での思考力と実行力を育む」という全く新しいコンセプトで展開され、「世界の人々と競争と共創を行い、新しいグローバルコミュニティを構築。その過程で、世界の問題を発見・共有し、問題の解決を行っていける人材」を育むことをゴールとしています。

実際に、幼小中高生にオールイングリッシュの授業を展開するのは、ハーバード大、イエール大...等、世界トップ大学卒のネイティブ講師

編集部では、グローバルに活躍するリーダーを目指す子供達が育まれる現場である「幼小クラス」を見学。先生の英語の問いかけに対し、英語で考え、積極的に自分の意見を英語で発言。まるで、小さな"ハーバード白熱教室"のようでした。

igsZでは、5〜12歳のキッズ・プログラムから、「リベラルアーツ(教養基礎力)」「セルフコンフィデンス(自己理解と自信)」「英語力・コミュニケーション力」「論理力(クリティカルシンキング力)」「問題設定・解決力」「創造力」「実行力」の基礎を、英語を通して身に付けていきます。大人が通うビジネススクールにも引けをとらないプログラム展開に驚きを隠せません。

社会が一層グローバル化する未来に本質的に重要なこととは?

wp-image-4458" src="http://www.glolea.com/img/2016/03/hukuhara-masahiro.jpg" alt="igsZ 学院長 福原 正大 氏(Ph.D., CFA. )" width="250" height="100%" />

Financial Times紙のMBAランキングでハーバードに続いて世界第2位のINSEADにてMBA、フランスの名門校グランゼコールHEC(国際金融修士)を卒業。外資金融役員として世界を舞台に活躍してきた、日本を代表するグローバルリーダーの一人でもある同校学院長 福原正大さんはこのように語ります。

「教育とは、未来を明確に予測し、これからどのような世の中になるか。そこで、人々がどのように豊かに生きられるかということを探求し、その時に一人ひとりが豊かに生きられるスキルを育むことだと思います。

現在、すでに世界各国とビジネスでやりとり方も多いでしょうし、実際に、出張で世界中を飛び回っている方もいるでしょう。これからさらにグローバル化が加速する中、人の交流やビジネスだけでなく、様々な場面で国という境界線があいまいになっていきます

あわせて、人工知能の発達も進む中、これから私達人間がすべき仕事はどのように残っていくのだろうか? と思います。

これから、私達が想像もできないくらいの大きな変化が世界中で起こるでしょう。社会がよりいっそうグローバル化していくのは明確です

しかし、時代がどのように変わっても、変わらない本質があると思います。では、私達にとって変わらない本質とは何か。それは、 "Who are you?"にこたえられるかということ。世界のどんな場所でも、自分に自信を持てるかというところだと思います。

私達は、子供達一人ひとりが自分らしく、これからの世界にどのように新しい価値を創造していくのかということを、幼少期からしっかりと教えていきます。そのことに、最大の特徴があるのです。」

グローバル化が加速し世界共通語としてますます重要性が高まる「英語」

なぜ、英語を学ぶのか? なぜ英語が必要なのか? どのように英語を学ぶのか、活かすのか?

私達子育て世代は、これからの子供の将来と未来の世界に思いを馳せ、時代を見据えて教育全体を捉え、各種アカデミックスキルやヒューマンスキルを伸ばすとともに、語学教育についても検討する必要があるでしょう。

今や、英語はネイティブスピーカーとのコミュニケーション言語を超えて、ノンネイティブと呼ばれる英語を母語としない国々が世界と繋がる共通言語として利用されています。

現在、世界中で約15億人が話す言語が英語です。また、世界の科学情報の80%以上は英語で保存され、インターネットで最も多く使われる言語が英語という現実がある今。

英語を学ぶその先に何があるのかを見据えて、教育を考え、それぞれのご家庭の予算やライフスタイル、思い描く子育てのゴールも踏まえ、子ども一人ひとりにあった機会をデザインていく必要があるのです。

選択肢が広がる子供の英語と様々なサービス

このような時代背景の中、今回ご紹介した従来からの街中の英語教室はもちろんのこと、igsZのように英語で考えるグローバルリーダー育成塾だけでなく、忙しいママのライフスタイルに気軽に取り入れやすい子供向けのオンライン英会話サービス等も急増中

子供達が英語を学ぶツールやサービスは拡充しています。

▲親御さんの89%が「満足」という人気のキッズ専用オンライン英会話スクール「GROBAL CROWN」(株式会社ハグカム、本社:東京都 渋谷区)は1日20分、週3回〜平日毎日から選べます。

もう一つの"英語で学ぶスクール"の選択肢として、未就学児を英語環境でまとまった時間お預かり・保育・教育するプリスクールも日本各地で増え続けています。

プリスクールの中には、おけいこや、英会話スクール感覚で通うこともできる週1から通えるシステムが整っていたり、働くママに寄り添う形で平日毎日&長時間、保育園感覚で英語保育をしてくれるようなスクールも当たり前に。

より通いやすい形でプリスクールも進化し始めています。

▲世界各国からの講師&お友達と共に、英語力&グローバル感覚を自然と身につけることが出来るプリスクール・英語学童は人気うなぎのぼり!週1〜5で通う曜日を選べるスクールも増えています(写真:サンシャインキッズアカデミー、中央区)

合わせて、小学校の学童の代替として、オールイングリッシュでお子様を放課後に預かるタイプのアフタースクール(英語学童)も数多く誕生し、こちらも、親御さんのニーズの高まりと共に急増中です。

平行し、親子英語で使えるアプリや動画素材なども増えています。英語の発音のルールを学ぶ「フォニックス」を始め、英語ネイティブのお子様が利用するものだけでなく、日本人向けのものまで有料・無料で利用可能なものが数多くリリースされているのも見逃せません。

まとめ:お子様にピッタリあった英会話スクールの選び方8つのポイント

様々なタイプの英会話スクールや、子供達が英語力をUPする選択肢が増えている今。どのように子供の英会話・英語学習スクールを選べばよいのか、何から始めればよいのでしょうか。

本特集のまとめとしてお子様にあった英会話スクールの選び方や考え方、親御さんが持っておきたい視点について一覧にしました。

■ 子供英会話スクールの選び方8つのポイント&視点

1.開始時期を検討する:

リスニング・発音を重視する場合は幼少期(0歳〜未就学児、小学校低学年頃)からはじめるのが◎

2.スクールを比較しながら柔軟に継続する:

一つの英会話スクールで相性が良くなくても、方針の違うスクールも試してみる。お子様が楽しそう・好きで通ってくれそうなら継続。あまり通いたがらない場合はいったんお休みにするなど、子供のペースに合わせて柔軟に。

3.レッスン形態を選ぶ:

(1)グループ

お友達と一緒にカラダを動かしたりアクティビティーを楽しみながら学習する方が集中でき伸びるタイプのお子様はグループレッスンを選択し、継続・様子を見てみる。

(2)マンツーマン

人見知りや、引っ込み思案なお子様、逆にグループでははしゃぎすぎてしまう場合はマンツーマンを選択し、継続・様子を見てみる。

(3)インターナショナル プリスクール・英語学童

小学校・中学校・高校・大学...いずれのタイミングの長期留学が将来設計の中に入ってる場合や、近々に子連れ海外赴任が決まっているなど...約1時間&週一レッスンでは将来計画的にもの足りないと感じる場合は、プリスクール・英語幼稚園・英語学童(アフタースクール)等...週3以上、1日3時間以上のまとまった時間を英語環境で学び過ごすことができるスクールも平行して検討してみる。

(4)子供向けオンライン英会話スクール

家族のライフスタイル・ライフステージ的にスクールに通うことが難しい場合はオンラインの子供向け英会話レッスンも選択肢に入れてみる。

  • はじめて英語に触れるお子様向けのレッスン
  • 毎日家族みんなでレッスンを分け合えるフィリピン人講師中心のサービス
  • 完全に英語ネイティブ講師のみが担当するレッスン
  • ネイティブ講師と日本語バイリンガル講師を選べるサービス
  • オンライン英会話でインターナショナル・スクールに相当するカリキュラムを学べるサービス

...まで、各社、多種多様なニーズにこたえられるほど子供向けのオンライン英会話サービスも多様化・充実化し盛り上がっています。

4.カリキュラム & スクールのゴール設計確認:

『聞く』『話す』『読む』『書く』のどのスキルを主に伸ばすようにプログラムが設計されているのか必ず確認する。

・外国人講師とのコミュニケーションや遊びを通じて総合的な英語力を上げるタイプ

・試験対策等...お勉強・受験重視タイプ

・グローバルリーダを育成するタイプ

・英語・英会話を単に学ぶのではなく、様々な国籍の先生の元で国際化した世界で生きる力や世界の多様性を実学するタイプ

...等、スクールのタイプ、カリキュラム、ゴール設計は様々。スクールが目指す目標や、講師の国籍やバックグラウンド等をチェックし、お子様の性格や興味、家族の考え方や将来計画に合わせてスクールを選ぶ

5.見学・体験・比較後最終検討:

スクールに本格的に入会される前に、必ず体験レッスンに参加しお子様との実際の相性を確かめ、他のスクール候補とも比較しながら検討する。

6.ママ友&オンラインの「口コミ」活用:

気になっている英会話スクールに、実際にお子様を通わせている(利用している)近所のママ友がいる場合は必ずヒアリングを。見学や体験では見えてこない、ママの視点や経験を聞くことができます。近所に情報源になるママ友がいない場合は、「スクール名×口コミ」「スクール名×評判」「スクール名×比較」などで検索してみるのも一つの手です。Glolea![グローリア]編集部が行った独自の調査でも、英語教育を検討する際にインターネットを利用するママは9割。リアルなママ友のクチコミを超えてダントツの情報源がインターネットとなっています。

7.サマースクール/プチ親子留学等...活用で世界との接点を増やす:

英語は教室だけの言語でなく、世界とつながるための言語と感じられるような機会をつくり、スクールでの学びが実学として活かされる機会を可能な限り設けられると良いでしょう。世界各国の子供達が集まるような国内・海外のサマースクール参加や、海外の現地校に1週間からの短期間でも実際に通うことができる世界各国のプチ親子留学、ホームステイ...等の機会も併用して、英語を実際のコミュニケーションとして使う感覚・グローバル感覚も養うことができます。

8.親子英語を生活に取り入れる

スクールだけに任せずに、親子で英語のある暮らしや、世界を感じることの出来る機会を増やし、楽しむ姿勢を大切に。子供向けのフォニックスや、フラッシュカード...等のアプリ、動画は無料で使えるものも充実化しはじめています。英語絵本も、図書館などを活用すればお財布に優しくはじめることができます。英語絵本や世界各国の図書を通じ、様々な国の文化や多様なストーリーに触れることで、語学へのなじみ度をアップできるだけでなく、世界へ想いを馳せる時間をつくることにより柔軟な感性も養われていきます。英語絵本を利用する際、発音に自信のない親御さんはCD付きの英語絵本や、スマホ等からも利用可能な「オーディブル」などのオーディオブックサービスも便利です。

私達子育て世代が経験してきた"大学受験を一番の柱として英語学習を進めていく"という時代は過ぎ去りました

今を生きる子供達が大人になる頃。将来、それぞれの活躍分野で実際に世界とつながる英語力だけでなく、国籍・人種・文化...等の多様性にあふれた環境の中で、他者を尊重しながらも、柔軟に自分らしく生きるというグローバルなバランス感覚を養い活かすことが本格的に必要とされる時代が待っています。

様々な選択肢が用意されている今。お子様方が次の時代をしなやかに切り開く力を育むために、まずはできることから。そして無理なく、楽しく続けられる形で幼少期からの英語教育&グローバル教育をはじめてみませんか。

【過去の記事 & 関連リンク】

(本記事は Glolea![グローリア]News トピックスの記事を一部改変して掲載しています。)

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