火星に最初に行く人類は、女性になる可能性。NASA長官が明かす

「NASAは、多様で幅広い才能が活用されるように尽力しています」とブライデンスタイン長官は語った。

最初に火星に降り立つ人類は女性になる可能性が高い。NASA(米航空宇宙局)のジム・ブライデンスタイン長官が、ラジオのトーク番組で明かした。

月ロケット用スペース・ローンチ・システムの模型を動かすNASAのスタッフ
月ロケット用スペース・ローンチ・システムの模型を動かすNASAのスタッフ
Orlando Sentinel via Getty Images

「火星に行く最初の人間は、女性になりそうです」とブライデンスタイン長官はラジオのトーク番組「サイエンス・フライデー」で発言した。

火星だけでなく次に月面に立つアメリカ人宇宙飛行士も、女性宇宙飛行士を予定しているとブライデンスタイン長官は語った。

人類が月面着陸したのは1972年が最後。計画通りにいけば、その宇宙飛行士は月に立つ最初の女性となる。

「我々は、全員が女性宇宙飛行士の船外活動を3月末に予定しています」

「3月は(女性の貢献に焦点をあてる)女性史月間。NASAは、多様で幅広い才能が活用されるように尽力しています」とブライデンスタイン長官は話した。

全員女性宇宙飛行士で行う船外活動は、NASAが一週間前に発表した計画だ。Expedition59(第59次長期滞在)の一部で、3月29日に予定されている。

Expedition59/60に参加する予定の宇宙飛行士とその家族
Expedition59/60に参加する予定の宇宙飛行士とその家族
Sergei Savostyanov via Getty Images

参加するのはアン・マクレーン飛行士、クリスティーナ・コーク飛行士、ジャッキー・ケイギー飛行士らで、船外活動は7時間に及ぶ予定だ。

NASAの宇宙飛行士養成機関「NASA Astronaut Corps」に、初めて6人の女性が加わったのは1978年

それから40年たった現在、NASAで働く現役宇宙飛行士の34%を女性が占めている

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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