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フードロスに救世主?「食」のサブスクが作るビジネスの未来

牛角、日清食品、オイシックスが提供する個性的なサービスとは…
skaman306 via Getty Images

音楽や動画サービスにおいて、サブスクリプションは一般的に。そして今、新たなトレンドとして「食」の領域が盛り上がりを見せる。具体的にどんなサービスがあるのか。求人とともに見ていこう。

牛角「焼き肉食べ放題」が話題に。なぜ、飲食店はサブスクを導入する?

今、飲食店がサブスクリプションサービスを新たにスタートさせている。

たとえば最近話題となった事例で言えば、牛角で3,480円の食べ放題コースを1ヶ月間利用できる「焼き肉食べ放題PASS」。2020年初め、申し込み殺到により募集が停止となるなど大きな注目を集めた。

その他にも、東京でチェーン展開する「コーヒーマフィア」では、月額3000円で1回の来店につきコーヒーが1杯無料になるというサービスを実施。ラーメンチェーン「野郎ラーメン」では、月額8600円で1日1杯のラーメンを注文できるサービスを行なっている。

では、なぜいま飲食企業でサブスク導入が進んでいるのか。

飲食店のメリットの一つが、毎月安定して決まった収益を確保できること。システムがうまくいけば、導入コストはほとんどかからず、季節や月で変動する売上をカバーできる。また、来店頻度を高め、他商品の購入促進で収益獲得につなげる企業もあるようだ。

飲食業界において、サブスクは新たな収益モデルだと言える。今後もさまざまな企業でユニークなサービスが生まれていくはずだ。

日清食品が「カップヌードル」のサブスクを開始

さらに「食 × サブスク」で注目したいのが、デリバリーサービスの領域だ。ここでも新規参入や新サービスの導入が進んでいる。

たとえば2019年9月には、日清食品が同社初のサブスクリプションサービス「カップヌードル ローリングストックセット」を発表した。これは、3カ月ごとに好みの商品9食分が届くという内容。防災意識の高まりに合わせ、防災備蓄食としての活用を狙いとしている。

また2019年6月、高品質食材の宅配サービス「Oisix(オイシックス)」では新サービス「プライムパス」の運用をスタートさせた。月額1,280円で、特定の商品から毎週3品好きなものを無料で購入できるというサービスとなっている。

もう一つ、ユニークなところでは、食品ロスを減らしたい飲食店とユーザーをマッチングする「Reduce Go」といったサービスも。ユーザーは加盟店の余剰食品を月額1,980円で購入可能。食品ロス問題の解決手段として注目される。

今後「食×サブスク」において、どういったサービスが生まれるていくのか。注目だ。

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