藤崎マーケットが謝罪「違和感には気づいていた」 読売テレビの性別確認企画のリポーター役

「期待に応えようと張り切ったことがスベった上に人を傷つけてしまいました」などとツイートしました。

読売テレビ(大阪市)が放送した一般人に性別確認する企画が物議を醸した問題で、現場レポートをしたお笑いコンビ「藤崎マーケット」が5月14日、Twitterで謝罪と後悔の言葉をつづった。

問題となったのは、ニュース番組『かんさい情報ネット ten.』のコーナー「迷ってナンボ!」。リポーター役の藤崎マーケットの2人が、性別の分かりづらい一般人に保険証を提示させたり、胸を触ったりして男性と確認する企画だった。

ボケ役のトキさんは、「期待に応えようと張り切ったことがスベった上に人を傷つけてしまいました」とツイート。「違和感には気づいておりましたのでその場でカンペに口出すか編集にも立ち会うかすべきだった」と後悔の言葉を綴った。

ロケ場所となった飲食店にも謝罪の言葉をかけた上で、「これからもtenをよろしくお願い致します」と呼びかけた。

ツッコミ役の田崎さんも、「ディレクターの指示の上やっていたとしても現場でロケ自体を止める事が出来たし止めるべきだった」と反省の言葉を口にし、「お店の方、このコーナーを見て不快な思いをされた方、このコーナーを楽しみにしていた方々本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。

どんな内容だった?

「迷ってナンボ!」のコーナーは、藤崎マーケットが街中で様々なことを調べる企画で、今回の放送では、大阪の飲食店の店員からの依頼で、常連客の性別を確認するという内容だった

レポーター役の藤崎マーケットの2人が、性別を問われて「男性」と答えた常連客に対して、保険証を提示させたり胸の膨らみ具合を手で触ったりした。

このVTRに対して、コメンテーターとして出演していた作家の若一光司氏が、「これは許しがたい人権感覚の欠如ですね」などと激怒し、番組側への批判の声も上がっていた。

読売テレビは5月13日、公式サイトにお詫び文を掲載し、当面の間コーナーの放送を休止すると発表。番組のキャスターらも、同じの日の放送で「不適切な放送をした」と謝罪した

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