「表現の不自由展・その後」ついに再開、10月8日の入場方法は? 定員60人の狭き門【あいちトリエンナーレ】

展示を見るためには、「当選スタンプ付リストバンド型抽選券」および「国際現代美術展チケット」が必要です。
「あいちトリエンナーレ2019」の公式サイトより
「あいちトリエンナーレ2019」の公式サイトより
aichitriennale.jp

愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が約2カ月ぶりに開催される。再開初日となる10月8日の入場方法がトリエンナーレの公式サイトで発表された。9日以降の入場方法は、後ほど告知するという。

展示再開にあたり、セキュリティ面で万全を期すため、来場者は抽選方式にするという。人数は、抽選1回にあたり30人。事前の教育プログラムを受けるほか、ガイドツアー付きで実施。貴重品を除く手荷物の預かり、金属探知機によるチェック、動画撮影の禁止、SNS拡散の防止などが盛り込まれた。

8日は鑑賞会を2回開催。午後2時10分と午後4時20分に、それぞれ30人が40分〜1時間ほど観賞する。来場者が定員以上の場合は抽選となる。

詳しくは以下の通り。

会場に掲示された「『表現の不自由展』鑑賞の流れ」
会場に掲示された「『表現の不自由展』鑑賞の流れ」
Huffpost Japan/Kaori Sawaki

■鑑賞について

・入場は、入替制での案内。

・各回の鑑賞時間は40分間または60分間。

・各回の定員は30人(定員の数は変更になる場合がある)

■入場方法について

展示を見るためには、【当選スタンプ付リストバンド型抽選券】および【国際現代美術展チケット】が必要。

■リストバンド型抽選券の応募方法

・13:00~13:30、15:00~15:30の間に、愛知芸術文化センター10階で、リストバンド型抽選券を配布。(1人1枚)。

・受け取られた方が定員の30人を超えた場合、抽選で当選した人のみ鑑賞。

・リストバンド型抽選券には、5桁の数字が記載。

・各回の配布終了後に抽選をおこない、当選番号を発表。

・抽選はコンピュータが行う。

・当選された方には、リストバンド型入場抽選券に当選スタンプを押印する。

・状況により、配布時間を早める場合がある。

・各回の配布時間内の配布枚数が定員以下だった場合でも、当選スタンプを押印する。

・事前予約はなく、当日受付のみの配布。

・各回配布時間を過ぎ、配布列へ並ぶことはできない。

・鑑賞には【国際現代美術展チケット】が必要。

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(抽選A)

リストバンド型抽選券配布時間 13:00~13:30

当選番号発表 13:40~

鑑賞時間 14:10~15:10

・15分間:展示室内自由鑑賞

・20分間:映画作品上映

・20分間:ディスカッション

※この回は、鑑賞者ディスカッションとマネキンフラッシュモブの映像作品上映。大浦信行《遠近を抱えて Part II》は上映なし

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(抽選B)

リストバンド型抽選券配布時間 15:00~15:30

当選番号発表 15:40~

鑑賞時間 16:20~17:00

・20分間:展示室内自由鑑賞

・20分間:映画作品上映

※この回は、大浦信行《遠近を抱えて Part II》の映画上映を行う。

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■入場に関する注意事項

・当選者は、【当選スタンプ付リストバンド型抽選券】と【国際現代美術展チケット】を持参して、鑑賞時間の20分前までに、8階ロビーの当選者集合場所に集合。
・セキュリティチェックおよび鑑賞に際して案内を実施。
・安全のため、会場に向かう前に手荷物を預かる。預けない場合は、入場できない場合がある。
・展示室に入る前に、事前にスタッフからの説明がある。
・「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」による「中間報告」を配布る。
・金属探知機でのチェックに反応した場合、入場できない場合がある。

■展示室内での作品撮影について

「表現の不自由展・その後」展示室内における作品の写真撮影は不可。

■展示場所

愛知県美術館ギャラリー(愛知芸術文化センター8階)

■問い合わせ先

【「あいちトリエンナーレ2019」全般】

あいちトリエンナーレ実行委員会事務局 052-971-6111(代表)

対応時間:会期中 平日8時45分~20時00分、金曜日~21時00分

【あいちトリエンナーレのあり方検証(検討)委員会】

愛知県庁 052-961-2111(代表)

対応時間:平日8時45分~17時30分

【「あいちトリエンナーレ2019」に関する質問や意見、感想をアーティスト等と話したい場合】

ReFreedom_Aichi 050-3177-4593(Jアート・コールセンター)

対応時間:会期中 12時00分~20時00分

◇「 #表現のこれから 」を考えます◇

「伝える」が、バズるに負けている。ネットが広まって20年。丁寧な意見より、大量に拡散される「バズ」が力を持ちすぎている。

あいちトリエンナーレ2019の「電凸」も、文化庁の補助金のとりやめも、気軽なリツイートのように、あっけなく行われた。

「伝える」は誰かを傷つけ、「ヘイト」にもなり得る。どうすれば表現はより自由になるのか。

ハフポスト日本版では、「#表現のこれから」で読者の方と考えていきたいです。

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