線維筋痛症とは?活動休止を表明したレディー・ガガ、病名を公表

目に涙をためて「私はその痛みを隠すことはできない」と告白していた。
レディー・ガガ September 8, 2017. REUTERS/Fred Thornhill
レディー・ガガ September 8, 2017. REUTERS/Fred Thornhill
Fred Thornhill / Reuters

世界ツアー終了後、12月から活動を一時休止すると表明している歌手、レディー・ガガが9月12日、Twitterで自身の病気が「線維筋痛症(せんいきんつうしょう)」であることを明かした。Netflixで22日から公開されるドキュメンタリー映画「GAGA:Five Foot Two(ガガ:ファイブ・フット・ツー)」では、痛みとの闘いについても赤裸々に描かれているという。

ガガは自身の病気について明かしたツイートの中で、この映画で病気の認知が広がり、患者同士の出会いにつながることを願うとのコメントを発表している。

コトバンクに収録されている朝日新聞キーワードによると、線維筋痛症とは以下のような病気と解説されている。

全身の広範囲に激しい痛みが現れる病気。聖マリアンナ医科大(川崎市)難病治療研究センターの岡寛・副センター長によると、症状は患者によって様々で、進行すると触れただけでも激痛が走るようになり、日常生活が難しくなったり、寝たきりになったりするケースもある。国内での推定患者は200万人。医師の間でも認識度が低く、うつ病や詐病と誤診されることもある。

ガガは、8日にカナダのトロント国際映画祭で、ドキュメンタリー映画の上映会に参加、記者会見で「しばらく休養する。どのぐらいの期間かはわからない」と表明していた。

この時は具体的な病名には言及しなかったが、映画の中では、彼女が慢性的な痛みに耐えながら音楽活動を継続している様が赤裸々に映し出されていた。医療の助けを求め、手術台の上で注射を受けるシーンも収められている。ガガは目に涙をためて「弱いからといって隠す必要はありません。それは私の一部です」と語った。

休養を宣言した一方で、記者会見では「創作活動をしないという意味ではない。私は癒やされること、活動を一時的に減速させることを楽しみにしている」とも話し、休養して次のステージを目指すことも発表し、ファンを安心させている。

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