米ジョージア州高校銃撃事件、14歳容疑者の父親も逮捕。クラスメートが銃撃時の恐怖を語る

授業をいったん抜け出し、銃を持って教室に戻ってきた容疑者。異変に気づいたクラスメートはドアを開けない判断をした
銃撃事件が起きたアパラチー高校で開かれた追悼集会には生徒や教職員、地域の人々が集った(2024年9月4日)
銃撃事件が起きたアパラチー高校で開かれた追悼集会には生徒や教職員、地域の人々が集った(2024年9月4日)
Megan Varner via Getty Images

アメリカ・ジョージア州のアパラチー高校で9月4日に起きた銃撃事件で、訴追された14歳のコルト・グレイ容疑者の父親コリン・グレイ容疑者(54歳)が逮捕された。州捜査局が5日に発表した。

この事件では、アパラチー高校に通うコルト・グレイ容疑者が生徒2人と教師2人の合計4人を殺害したとされる。容疑者は14歳だが、成人として殺人罪で訴追されている。

父親のコリン・グレイ容疑者は、過失致死罪や第2級殺人罪、児童虐待罪などの罪に問われている。

事件直前に数学の授業でコルト・グレイ容疑者の隣の席に座っていたという2年生のライラ・サヤラスさんは、容疑者がいったん教室を抜け出し、終わる頃に戻ってきたとCNNの取材に語っている

教室のドアはオートロックで、グレイ容疑者が中に入ろうとノックしたため、生徒の一人が開けようとしたという。

サヤラスさんは「もう少しで中に入れるところでしたが、彼女は彼が銃を持っているのを見て、後ろに飛びのいた」と述べている。

サヤラスさんによると、中に入れてもらえなかったグレイ容疑者は別の教室に向かい、その後10〜15発の発砲音が立て続けに聞こえた。サヤラスさんのクラスでは全員が床に伏せ、部屋の一角に這うように移動して重なり合って避難していたという。

サヤラスさんは「おそらく、彼は最初に私たちの教室に来ようとしたのだと思います」とも述べている。

グレイ容疑者は、通報から数分後に2人の警備員に身柄を拘束された。サヤラスさんは、容疑者とはほとんど話したことがなく、物静かで控えめな性格だったと語っている。

FBIは事件後、グレイ容疑者が2023年に、学校で銃乱射事件を起こすという脅迫をネットに投稿した疑いで取り調べを受けていたことを明らかにした。

FBIによると、グレイ容疑者は脅迫を否定し、父親は家には猟銃があるものの、グレイ容疑者が一人で持ち出すことはできない状態だと説明していた。

ハフポストUS版記事を翻訳・編集しました。

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