飛行中、すぐ近くに竜巻が発生。パイロットが撮影した映像が美しい

30年以上のパイロットのキャリアで「こんなに近くで竜巻きを見たのは初めて」だそう

飛行中だったモーターグライダーの真横で竜巻が発生し、空中で撮影した映像が話題になっている。

デヴィッド・エヴァンスさんは6月13日、アメリカ・オクラホマ州の州都オクラホマシティ南東をグライダーで飛行していた。

竜巻は、機体が上昇気流にのって上がっている最中に現れたという。動画には、グライダーのすぐ横で雲が渦を巻く様子が映っている。

竜巻というと恐ろしいイメージがあるが、エヴァンスさんが遭遇した竜巻は、「ランドスパウト」と呼ばれる、比較的規模の小さい竜巻きだと考えられている。

アメリカ国立気象局によると、ランドスパウトは、巨大な積乱雲「スーパーセル」が生み出す竜巻きに比べて勢いが弱く、風速が44メートルを超えることはほとんどない。

また、スーパーセル竜巻は発達した積乱雲の中で発生して上空から地面に向かって降りてくるが、ランドスパウト渦巻きは地上近くで発生し、上の方に広がるという。

エヴァンスさんは30年以上パイロットのキャリアがあるが、こんなに近くで竜巻きを見たのは初めてだという。「とても美しい光景だった」とワシントンポストに語っている。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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