表紙イラストが『別冊群雛』2015年02月発売号に掲載! ── Cotさんインタビュー

特別号ということで緊張しつつも、自分なりの「記念日」を表現したいという思いで手を挙げました。

『別冊群雛』2015年02月発売号の表紙は、Cotさんの新作イラストです。これはどんな作品なんでしょうか? インタビューをご覧ください。

表紙を担当しましたCot(こっと)です。『月刊群雛』2014年05月号以来、2回目の参加となりました。普段はSNSのGoogle+を拠点としてオリジナルイラストを中心に発表しています。

◆Google+:

手がけた作品を世に送り出す日は、いつだって特別で、記念すべき日になり得るのでは、という思いがテーマになっています。

特別号ということで緊張しつつも、自分なりの「記念日」を表現したいという思いで手を挙げました。

記念日とは、過去のある1日を起点とするだけではなく、これから迎える1日も起点となり得る、未来に開かれたものであるということ。そして作品が「世に出て行く」様子を自分ならどう描くかという2点を軸として取り組みました。

記念日をお持ちの全ての方へ。

実質的な作業時間は6日間です。構想及びラフは1日で終わりましたが、線画と色塗りの段階で様々な資料にあたる必要があったため、ほぼ期日をフルに使っての制作となりました。リアルタッチの鳥を描くのは初の試みでしたので、いつも以上に試行錯誤しています。

塗りながら頭の中のイメージを固めていくこともしばしばでしたが、私はこれがお絵かきの中で一番大変で、一番楽しい作業ではないかと思っています。

群雛をひとつの大きな作品とするなら、群雛そのものに影響を受けています。インディーズ作家さんの創作世界と、外の世界とを繋ぐ窓としての群雛を、作中では1つのコマとして配置しました。空ではハイタカが全てを見守っています。群雛を見守る「鷹」といえば、あの方です(笑)

『月刊群雛』2014年10月号の表紙も手がけた、伊富魚子(いとうこ)さんです。かわいいタッチと安定した画力はぜひ見習っていきたいです。

「無いものは創る」という自給自足の精神で、イラスト以外の全く未経験な分野にも挑戦していきたいと思っています。色々と候補はあるのですが、今の時点では未定としておきます。

最後になりますが、『月刊群雛』1周年、本当におめでとうございます。エネルギー溢れるひとつの作品としての群雛を、コマの縁に座りつつ応援しています。

Cotさんの新作が掲載されている『別冊群雛』2015年02月発売号は、刊行リストまたは下記のリンク先からお求め下さい。誌面は縦書きです。

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