「ハロウィンの日程を変えて」署名にアメリカで「最高のアイデア」と絶賛の声。その理由は?

日本でも一般的になってきた10月31日のハロウイン。しかし、今アメリカではその日程を「10月の最終週の土曜日に変更しよう」という動きが出てきている。
ハロウィンで仮装した子供たち イメージ写真
ハロウィンで仮装した子供たち イメージ写真
Don Mason via Getty Images

ハロウィンはまだ先だけど...と思いつつ、今年は何に仮装しようかな?と既にアイデアを練っている人もいるだろう。

日本でも近年一般的になってきた10月31日のハロウイン。しかし、今アメリカではその日程を「10月の最終週の土曜日に変更しよう」という動きが出てきている。ネットの署名活動には、現時点(2019年7月29日)で、10万筆に迫る勢いだ。

2018年に署名活動を始めたハロウィン&コスチューム協会は、日程を土曜日に変更する事で「より安全で、長く、ストレスなく楽しめるお祝いに」と謳っている。

アメリカでは、(近年は日本の一部でも)ハロウィンの夜に子供達が仮装をして近所をまわり、「Trick or Treat(お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞ!)」と言ってお菓子をもらうのが風習になっている。

しかし、このTrick or Treatには危険も伴う。

ハロウィン&コスチューム協会によると、毎年ハロウィーン関連の傷害が3800件も発生しているという。また、70%の親が子供のTrick or Treatに同伴しないという。

署名サイトの内容から、ハロウィンの日程変更希望の主な目的は子供たちの安全のためと思われる。土曜日にハロウィンを祝う利点として、署名に賛同する人々からは以下のような理由が挙げられている。


・仕事が休みのため親の目がより行き届く
・日中に開催できるので、暗がりを歩く必要がなくなる
・翌日が休みのため、子供も大人もゆっくり楽しめる

署名の賛同者からは、「その方がずっと合理的」「子供の学校や親の仕事の調整をするストレスが減る」「子供達は明るい時間帯からより安全にお祝いを楽しむことができる」「最高のアイデア」など、休日開催を歓迎する声が上がっている。

今年のハロウィン(10月31日)は木曜日にあたる。

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