ポケモンGOに続く『ハリー・ポッター:魔法同盟』国内で配信開始。“アラフォー”のハリーと魔法界を救え

魔法使い気分を味わえる演出も。
Engadget 日本版

スマートフォン向けゲーム『ハリー・ポッター:魔法同盟』の国内配信が始まりました。iPhone / Androidともに、すでに国内ストアから入手してプレイできます。

ハリポタGOこと『ハリー・ポッター:魔法同盟』は、ポケモンGOのナイアンティックとワーナーが共同開発する位置情報ARゲーム。

プレーヤーは現代の魔法使いになり、ポケモンGOのように現実世界をマップにして、魔法動物を捕らえたり魔法薬の素材を採取したり、仲間の魔法使いと協力して闇の魔術と戦いつつ、魔法界を揺るがす「大災厄」に立ち向かいます。

映画や小説の第一作『ハリー・ポッターと賢者の石』時点では少年だったハリーは、現代を舞台にした本作では40歳を目前にした大人の姿で登場。プレーヤーをサポートする英国魔法省所属の闇祓いとして登場します。

日本語版の吹き替えはハリー役の小野賢章氏ら映画のオリジナル・キャストが担当。英語版ではオリジナル俳優ではなくゲーム版の声優なので、考え方によっては日本語版は恵まれているともいえます。

魔法が実在するハリー・ポッターの世界では、魔法使いたちがそれ以外の一般人(非魔法族、マグル)から隠れ、社会にとけこんでいるのが基本設定。

作中の歴史では魔女狩り等の経緯から、魔法使いは正体を明かしてはならない、一般人に魔法界の存在を知らせてはならないという「機密保持法」が作られています。

しかし今作『魔法同盟』では、原因不明の「大災厄」により魔法動物や魔法のアイテム、さらには魔法界に関わる「記憶」までが一般人の世界に漏れ出し、目撃される事態が発生。

現代を生きる魔法使いであるプレーヤーは「国際機密保持法特別部隊」SOSタスクフォースの一員としてハリーらと協力して、魔法生物など魔法の痕跡を回収・送還して一般人の目から隠しつつ、この大災厄がなぜ起きたのかの謎に挑みます。

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.....といったお話がいちおうあるものの、ゲームの内容は基本的には歩き回って見かけた素材やアイテムを回収して、「痕跡」があれば魔法で捕まえたり戦ったりして送り返し、「登録簿」を埋めてゆくいつものアレ。

映画や小説のハリー・ポッターのファンはもちろん、一作しか見ていなくても、あるいは全然知らなくても、ポケモンGOのようにポチポチとアイテムを集め、道に落ちている変な生物や人物を集めるだけでも遊べます。

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本作の特徴は、

・プレーヤー本人が魔法使いとして主人公になること

原作の登場キャラクターを操作するのではなく、プレーヤー自身が「魔法使いとしての自分」になりきる要素。

魔法使いになった自分を夢見たことがあるハリポタファンのために、プロフィールにあたる「魔法省ID」も基本が自撮り+魔法使いらしい帽子などのARレンズでデコるなど、実は密かに魔法使いだった気分になれる演出がされています。(自撮りを使いたくない場合は、それらしい画像が用意されています)。

・本格的なロールプレイングゲーム要素

闇祓いや魔法動物学者など職業の選択、素材を集めて魔法薬の調合、魔法を覚えてゆくスキルツリー、ストーリーミッションなど、ロールプレイングゲームの要素が強くなっています。

・大災厄を巡る物語展開

「大災厄」はハリポタシリーズで見かけた要素を時代も場所も無視して世界中にバラまくご都合主義的な設定というだけではなく、なぜ発生したのか、誰が関わっているのか、というメインの物語が用意されています。プレーヤーは自分のペースで、メインストーリーにかかわるミッションをクリアしたり、世界中のプレーヤーと手がかりを持ち寄ることで、リアルタイムに進行する物語を楽しめる仕組みです。

・マルチプレーヤーの協力要素

『魔法同盟』の名のとおり、今作のプレーヤーたちは出身寮の違いを超えて、大災厄に協力して立ち向かいます。具体的には、各地のランドマークなどに設定された「砦」で遊べる魔法使いチャレンジは、複数のプレーヤーが得手不得手で敵を分担したりサポートして戦う、リアルタイムの協力要素があります。

ハリー・ポッター:魔法同盟は2019年7月2日から国内で配信中。日本のアプリストアでインストールして遊べます。

ただの『ハリポタGO』じゃなかった!『ハリー・ポッター:魔法同盟』先行体験リポート

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