『はやぶさ大地』冥王星の地名になる。「日本の探査機に敬意を表した」

国際天文学連合（IAU）は9月7日、冥王星の地名の一つを日本の小惑星探査機「はやぶさ」にちなんで、「はやぶさ大地（Hayabusa Terra）」と命名したと発表した。

IAUでは命名理由を「小惑星のサンプルを初めて持ち帰った日本の探査機に敬意を表した」と説明している。

アメリカ航空宇宙局（NASA）の探査機「ニュー・ホライズンズ」が撮影した山地や谷、クレーターなど14の地名に名前がつけられた。冥王星はかつて太陽系の惑星とみなされていたが、2006年に準惑星に格下げされていた。

冥王星で見つかったハート形の地形は、旧ソ連が打ち上げた史上初の人工衛星にちなんで「スプートニク平原」と名付けられた。

ニュー・ホライズンズが撮影した写真で見ると「はやぶさ大地」は、ハート形のスプートニク平原の右上に位置している。