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2019年08月12日 12時32分 JST

日航機墜落事故から34年 御巣鷹、遺族らが慰霊登山

80歳を超えた高齢の遺族に交じり、事故後に生まれた若い世代や別の事故・災害の遺族らも墓標に手を合わせ、犠牲者を悼んだ。

朝日新聞社
御巣鷹の尾根にある「昇魂之碑」の前で、慰霊のためにシャボン玉を飛ばす人たち=2019年8月12日午前10時35分、群馬県上野村の御巣鷹の尾根、伊藤進之介撮影

御巣鷹、遺族ら慰霊の登山 日航機墜落事故から34年

 520人の犠牲者を出した日航機墜落事故から34年がたった12日、現場となった御巣鷹(おすたか)の尾根(群馬県上野村)で遺族らが慰霊登山した。80歳を超えた高齢の遺族に交じり、事故後に生まれた若い世代や別の事故・災害の遺族らも墓標に手を合わせ、犠牲者を悼んだ。

 父昭司さん(当時50)を亡くした若本千穂さん(54)は、長男崚さん(27)の家族と4人で登った。墓標の前で昨年8月に生まれた孫娘の詩葉(しよん)ちゃん(1)が家族に加わったことを報告し、「また今年も元気に会いに来られて幸せです。見守っていてくれてありがとう」と手を合わせた。

 吉田公子さん(85)は、宝塚歌劇団出身の女優だった長女由美子さん(当時24)の墓標の前にあんみつを供えた。由美子さんは仕事柄、大好きな甘いものを普段は控えていたからだ。

 自宅には由美子さんの衣装やファンレターなどを置いた部屋があるという。「当時のものを見ると愛されていた娘の姿を思い出す。この事故を教訓に、安心して暮らせる世の中になってほしい」

(朝日新聞デジタル 2019年08月12日 11時48分)

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