#KuTooをヒラリー・クリントン氏が賞賛。「日本の女性は声をあげた」

前進し続けるためには、「声をあげ続けなければいけない」。

ジェンダー平等のための活動を続けるヒラリー・クリントン氏が、#KuTooムーブメントを取り上げ、エールを送った。

クリントン氏は、国際女性デーの3月8日に放送されたCNNの番組「ファリード・ザカリアGPS」に出演。

世界中で起きているフェミニズム運動や、女性の働き方などについて語った。

司会から、フェミニズム運動に対する反発が起きているのではないかと尋ねられると、クリントン氏は「前に進む時には反動が起こるもの」と答えた。

そして日本の#KuTooムーブメントを引き合いに出して、素晴らしい方法で闘っている女性たちがいると述べた。

「日本の女性は声をあげています。職場でハイヒールを履くことを強制されたくない、ハイヒールで歩き回ると足腰を痛める、と」

番組では、#KuTooムーブメントの呼びかけ人である石川優実さんの写真も紹介された。

クリントン氏は、抑圧的な労働環境を改善して女性が働きやすくなることで、日本がGDPを上げる可能性もあるとも指摘している。

#KuTooムーブメントは、職場で女性だけがヒールやパンプスを強制されることを変えようとする運動だ。

2019年に日本でスタートしたこの運動は、大きなムーブメントとなり海外メディアでも取り上げられた

呼びかけ人の石川優実さんは、BBCが選ぶ世界の人々に影響を与えた「100人の女性」にも選ばれている

誰もが働きやすい社会を目指して前進し続けるために「ジェンダー平等や、平等な機会を信じている人たちは、声をあげ続けなければいけない」とクリントン氏は番組で訴えた。

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