ホンダがF1撤退、その理由となった「カーボンニュートラル」とは?

「将来のカーボンニュートラル実現に集中し取り組んでいくために、今回、F1への参戦を終了するという判断をしました」
ホンダがエンジン提供する2020年シーズンのレッドブル・レーシングのマシン
ホンダがエンジン提供する2020年シーズンのレッドブル・レーシングのマシン
NurPhoto via Getty Images

自動車メーカーのホンダは10月2日、2021年シーズンでF1参戦を終えることを発表した。今シーズンはレッドブル・レーシング、スクーデリア・アルファタウリの2チームにエンジンを提供している。

ホンダはプレスリリースの中で「自動車業界が100年に一度の大転換期に直面する中、Hondaは、最重要課題である環境への取り組みとして、持続可能な社会を実現するために『2050年カーボンニュートラルの実現』を目指します」と宣言した。

環境省によると、カーボンニュートラルとは、企業の事業活動や国民の日常生活などから排出される温室効果ガスの全量を、温室効果ガスの削減活動に投資すること等により埋め合わせるという考え方だという。

ホンダはF1から撤退する理由について、プレスリリースの中で「F1で培ったエネルギーマネジメント技術や燃料技術、そして 研究開発の人材も同様にパワーユニット・エネルギー領域に投入し、将来のカーボンニュートラル実現に集中し取り組んでいくために、今回、F1への参戦を終了するという判断をしました」と説明している。

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