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2019年08月16日 10時35分 JST

香港政府、2千億円のばらまき政策でデモ懐柔? ” 緊急 “生活支援策を発表

香港メディアは「アメを配る」という表現で批判。予算のばらまき政策で、市民を懐柔する狙いとみている。

朝日新聞社
香港国際空港を一時占拠した抗議デモ=2019年8月13日午後10時59分、香港、西本秀撮影

香港政府、2千億円かけデモ懐柔? ばらまき政策を発表

 香港政府は15日、各世帯に電気料金補助の名目で2千香港ドル(約2万7千円)を支給するなど、緊急の生活支援策を発表した。総額で約150億香港ドル(約2千億円)の規模となる。「逃亡犯条例」改正案をきっかけに政府に対する抗議運動が広がっており、予算のばらまき政策で、市民を懐柔する狙いとみられる。

 支援策はほかに、幼稚園から高校まで約90万人の子どもに各2500香港ドル(約3万3千円)の手当を支給▽低収入世帯の家賃1カ月分を立て替える▽所得税などの免税措置拡大――など多岐にわたる。

 香港政府は、抗議デモが収まらず香港国際空港が一時占拠されたことにショックを受けている。香港メディアは、今回の財政措置を「アメを配る」という表現で報道。政府は、市民らが掲げる改正案撤回などを飲めないなか、経済対策で批判をかわそうとしている可能性がある。(香港=西本秀)

(朝日新聞デジタル 2019年08月15日 23時53分)

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