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2019年11月25日 10時34分 JST | 更新 2019年11月25日 12時44分 JST

香港区議選、民主派が圧勝。全議席の8割を超える

1997年の中国返還後、民主派による過半数の獲得は初めて。

ASSOCIATED PRESS
香港で25日、区議会選挙に出馬した民主派候補の当選を喜ぶ支持者ら

香港区議選、民主派が圧勝 全議席の8割超を獲得

 政府への抗議デモが続く香港で24日に行われた区議会選挙で民主派が圧勝し、一部香港メデイアは全452議席の8割を超える386議席を獲得したと報じた。1997年の中国返還後、民主派による過半数の獲得は初めて。香港メディアが25日未明、報じた。民主派の勝利が確実になったことで、中国政府は香港政策の見直しを迫られる可能性がある。

 民主派の改選前の議席は約3割で、今回の選挙で大幅に躍進した。民主派はデモを支持する民意が示されたとして普通選挙の実現などの要求を強める構えで、今後の香港情勢に大きな影響を与えそうだ。

 区議選の投票率は暫定で71・2%に達し、過去最高だった前回選挙の最終的な投票率を約24ポイント上回った。市民やデモ隊の要求を拒み続ける香港政府への不信や政治変革を求める機運が高まったことで、投票率が大幅に上昇した。

 民主派は選挙戦で、デモに参加する若者らを積極的に擁立し、全選挙区で親中派と対決する構図となった。香港・中国の両政府を支持する親中派は社会の安定を訴え、巻き返しをはかったが及ばなかった。

 区議選は1人1票の直接選挙で争い、香港で最も民意を反映しやすい選挙とされている。6月にデモが本格化してから最初の選挙で、政府への信任を問う「事実上の住民投票」とも言われた。(香港=益満雄一郎)

(朝日新聞デジタル 2019年11月25日 12時15分)

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