ハフコレ編集部

転職活動を始める時、準備すべきことは?調査結果をランキング式で紹介

転職活動を始める時、何を準備すればいいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。本記事では、転職経験者がどのような準備をしたのか、チェックリスト付きで紹介します。
|

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がハフポスト日本版に還元されることがあります。

転職を決意した時、どんな準備をした?調査結果をランキング式で紹介

厚生労働省『令和2年転職者実態調査の概況』に「転職準備活動の内容」に関する調査結果が公開されています。ここから分かる実際の転職者が行った準備の内容を、ランキング形式で紹介していきます。

1位 産業・職業に関する情報等の収集 42.9%

(厚生労働省『令和2年転職者実態調査の概況』内「転職について」より)

転職の準備で最も多かったのが「産業・職業に関する情報等の収集」。当然と言えば当然ですが、20代~60代まで、男女問わず多くの人が行っています。

仕事や求人の情報収集に役立つサイトと便利な使い方

職種別にモデル年収を比較をしたい 職種別のモデル年収(マイナビ転職)
職種別に仕事満足度を比較をしたい 仕事満足度 職種ランキング最新版(doda)
条件の合う新着求人をチェックしたい リクナビNEXT 希望条件を登録し、条件に合致した新着求人をメールで受け取ることが可能。求人も豊富
各企業で働く人による評判を知りたい 転職会議 働きやすさや福利厚生、有休の取りやすさや昇進のしやすさなどを把握できる
いろんな会社と気軽に話してみたい・説明を受けたい 転職フェア・合同企業説明会の日程一覧 地域別に、転職イベントを日付が近い順に確認可能

2位 キャリアコンサルティングを受けた 16.0%

(厚生労働省『令和2年転職者実態調査の概況』内「転職について」より)

「キャリアコンサルティングを受けた」は、最終学歴が大卒・院卒の人が多い傾向です。

キャリアコンサルティングを受けるには?

転職エージェント名 得意分野・おもな利用者層 サポート範囲
リクルートエージェント 求人豊富・幅広い職種・20代~40代 全国
パソナキャリア 満足度高・幅広い職種・20代~40代 おもに関東・関西・東海
doda 幅広い職種・20代~30代前半 おもに関東・関西・東海
JACリクルートメント 管理職・専門職・30代後半~50代 関東・関西・東海・広島・福岡
レバテックキャリア IT/Webエンジニア 関東・関西・東海・福岡
マイナビジョブ20's 第二新卒・20代 関東・関西・東海

【ハイクラス層】専門的な相談もしたい人向け、スカウト型転職サイトでヘッドハンターとマッチング

ビズリーチ ヘッドハンターは最多クラスで評価機能付き。年収500万円以上の利用者がメイン
リクルートダイレクトスカウト 年収600万円以上の利用者がメイン

国のキャリアコンサルタント名簿に登録している人に個別面談を依頼できます

キャリコンサーチ 「キャリアデザイン」「中高年」「フリーター」など得意分野からも検索可能

3位 転職先で役立つ資格・免許を取得した 13.9%

(厚生労働省『令和2年転職者実態調査の概況』内「転職について」より)

転職したい業界や職種が定まっている人は、転職の準備として資格や免許を取得してます。

4位 就職ガイダンスや適性・適職診断等を受けた 12.9%

(厚生労働省『令和2年転職者実態調査の概況』内「転職について」より)

20代の多くの人が転職準備として就職ガイダンスや適正診断を受けていますが、40代以上の人はあまり受けていないようです。

適性・適職診断などを受けたい場合

自己分析 グッドポイント診断(リクナビNEXT) 自分の強み・弱みを客観的に診断できる。30分ほどかかる本格的な診断で、診断結果は応募書類に添付することも可能
適性診断 ミイダス 【パーソナリティ診断】「生まれもった個性(堅実主義、職人気質、平和主義など)」やパーソナリティ特性が分かる
【コンピテンシー診断(ミイダス)】上下関係において「指示指導型リーダー」か「権限移譲型リーダー」か、「素直従順型部下」か「自主判断型部下か」といった行動特性・志向を診断。そのほかパーソナリティ、ストレス要因、マネジメント資質などについても診断
適職診断 3分間!適職診断(リクナビNEXT 仕事選びの価値観と隠れた性格が分かる
市場価値診断 ミイダス 質問に答えていくだけで、過去の膨大なデータをもとに適正年収を測定できる

就職ガイダンス・転職セミナーを受けたい場合

リクルートエージェントやdoda等の転職エージェントでは、定期的に転職セミナーをオンライン開催しています。

リクルートエージェント 「初めての転職キックオフLIVE」や「自己分析セミナー」「職務経歴書セミナー」「面接力セミナー」などをオンラインで定期開催
doda 「dodaオンライン転職教室」「履歴書・職務経歴書の書き方セミナー」などをオンラインで定期開催

5位 資格・知識などを取得するため通信教育などで勉強した 10.3%

(厚生労働省『令和2年転職者実態調査の概況』内「転職について」より)

多くの人が、自分自身の市場価値を上げ、転職を成功させようと考えていることが伺えます。

資格・知識を取得するための通信教育を勉強したい場合

LEC 東京リーガルマインド 司法試験・司法書士・弁理士などの国家資格や検定受験の対策講座を行う通信スクール
資格のキャリカレ ぴったりな講座をランキングや診断から探すことも可能

以上が、実際の転職経験者が行った転職準備のランキング1~5位です。
6位〜8位は、下記をご覧ください。

1位:産業・職業に関する情報等の収集をした42.9%
2位:キャリアコンサルティングを受けた16.0%
3位:今の会社で役立つ資格・免許を取得した13.9%
4位:就職ガイダンスや適性・適職診断等を受けた12.9%
5位:知識等を取得するため通信教育等で勉強した10.3%
6位:資格、知識等を取得するため学校等に通った9.8%
7位:職業能力を向上させるため公共の施設を利用した7.6%
8位:その他22.6%

転職準備のチェックリスト

転職活動を始める上で、準備しておきたいチェックリストと各項目を解説します。

転職先を選ぶうえでの基準の明確化
キャリアの棚卸し
業界・企業研究
転職時の金銭面の計画
就業規則の退職の申し出に関する内容

転職先を選ぶうえでの基準の明確化

転職先を選ぶうえで、何を重視するのか、明確にすることが大切です。ついつい現職の不満を解消できるかどうかに、重きを置きがちですが、よかった点も明確にしておきましょう。

参考までに、実際に転職をした人が転職先を選んだ一番の理由について、ランキング形式で紹介していきます。

転職先を選んだ「一番の理由」

1位 仕事の内容・職種に満足がいくから 18.8% 若い人ほど多い傾向
2位 自分の技能・能力が活かせるから 18.3% 30代後半から多くなる傾向。求人を探す場合、スキルや経験を入力してスカウトが届く「リクナビNEXT」のオファー機能やビズリーチがおすすめ
3位 労働条件(賃金以外)が良いから 13.5% 30代がもっとも多い
4位 転勤が少ない、通勤が便利だから 9.3% リクナビNEXT」や「doda」の求人検索で「転勤なし」絞り込み可能
5位 賃金が高いから 7.0%
6位 地元だから(Uターンを含む) 6.0% 若い人ほど多い傾向
7位 会社に将来性があるから 4.4% 会社の将来性に関する社員の意見は、「転職会議」で確認可能
8位 前の会社の紹介 4.1% 年齢が高いほど多くなる傾向
9位 会社の規模・知名度のため 2.3% リクナビNEXT」や「doda」の求人検索は従業員数の規模で絞り込み可能
10位 安全や衛生などの職場環境が良いから 1.9%
※厚生労働省『令和2年転職者実態調査の概況』内「転職について」より

上表にも記したとおり、若い人は満足のいく仕事内容を最も重視し、中高年になるほど自分のスキルが活かせる職場を求めています。

キャリアの棚卸し

キャリアの棚卸しとは、自分のスキルや経歴を掘り下げていく作業です。これを行うことにより、自己アピールできる部分が整理できるほか、自分自身がどのような会社に合いそうかも見えてきます。

キャリアの棚卸しの具体的な方法は、
①これまでの経験してきたキャリアにおいて各業務内容を一つずつ書き出していく
②それに関する実績やスキル、目標や取り組んだ姿勢などを箇条書きでまとめていく
です。

キャリアの棚卸しができるシートがあるので、ぜひ使ってみてください。

企業研究

企業研究は、文字通り企業のことをよく調べるということですが、「自分の入りたい企業はどのような人材を求めているのか」も確認しましょう。企業研究することによって、履歴書や職務経歴書に書くべきこと・書かなくてもいいことが明確になります。また、面接時にもどういった点をアピールするのが採用担当者に響きやすいか見当がつきやすいです。

キャリアの棚卸しが「己を知る」ことであるのに対し、企業研究は「相手を知る」ことであり、双方のことを充分に理解することが、転職活動をするうえで重要なことの一つです。

企業研究ができるシートがあるので、ぜひ使ってみてください。

金銭面(特に退職後、転職活動をする場合)

着実に転職活動を進めていくうえで、金銭面にはある程度の余裕が必要です。ギリギリの予算で転職活動をしていると、焦りから充分に検討できずに満足した転職ができない可能性もあります。

特に注意が必要なのが、失業保険の支給時期です。自己都合退職の場合は例外を除き、申請から受給まで2ヵ月程度かかります。そのため、その間はまったく収入がないという前提で進める必要があります。

なお、会社都合退職の場合や一部の自己都合退職の場合、それぞれ「特定受給資格者」「特定理由離職者」に分類され、待機期間(7日間)後すぐに受給が可能です。詳しい条件については、ハローワーク『特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲の概要』を参照してください。不明な場合はハローワークに問い合わせすることをおすすめします。

【参考】雇用保険手続きのご案内(ハローワーク)

会社の就業規則を確認

会社の就業規則において、退職の申し出に関する記述を今一度確認してください。

民法627条に退職に関する記述がありますが、任意規定であり就業規則が優先されるという考え方が一般的なようです(※)。

転職活動期間は、どれくらい?

働きながらの転職活動であっても、退職してからであっても、気になるのはどの程度の期間で転職できるかという点です。これは人によって大きな差がありますが、傾向を知るうえで、厚生労働省『令和2年転職者実態調査の概況』(転職について)が参考になります。

転職活動開始から退職までの期間

1か月未満1か月~
3か月未満
3か月~
6か月未満
6か月~
9か月未満
9か月~
1年未満
1年以上転職活動
期間なし
合計18.3%28.8%15.7%5.9%2.9%3.9%23.6%
男性19.2%27.1%16.0%6.6%3.8%3.4%22.4%
女性17.0%31.2%15.1%4.8%1.7%4.3%25.1%
正社員16.8%30.3%16.0%6.5%3.2%4.5%21.5%
正社員以外23.0%24.6%15.0%3.5%2.1%1.9%28.8%
注:転職期間「不明」もあるため、合計は100%になりません。

転職活動開始から退職までの期間で、もっとも多かったのが「1か月以上3か月未満」でした。

退職まで転職活動をしなかった人も23.6%います。このなかには、離職後に転職活動を始めた人もいれば、知人の紹介による転職で、転職活動自体をしなかった人も含まれているようです。

退職から今の会社に就職するまでの期間

離職期間
なし
1か月未満1か月~
2か月未満
2か月~
4か月未満
4か月~
6か月未満
6か月以上~
8か月未満
8か月以上
合計26.1%27.6%13.3%12.9%4.6%3.5%7.2%
男性24.7%26.8%13.4%13.8%4.0%3.9%7.1%
女性27.9%28.7%13.1%11.7%5.4%3.0%7.5%
転職活動
期間あり
20.2%34.3%15.5%11.9%4.5%3.2%6.3%
転職活動
期間なし
45.4%7.4%6.7%16.5%4.8%4.8%10.7%
正社員27.0%26.9%14.5%12.5%4.0%3.3%6.1%
正社員以外23.4%26.8%11.5%14.3%4.7%4.9%11.9%
注:転職期間「不明」もあるため、合計は100%になりません。

退職まで「転職活動期間あり」の人のなかでは、退職後「1か月未満」で転職先の勤務を開始している人がもっとも多いです。

また、「転職活動期間なし」の人の45.4%が離職期間なしです。これは、知人の紹介等で、転職をした人が含まれている可能性があります。

転職の準備Q&A

Q. 転職エージェントの面談(キャリア相談)をするうえで準備は必要ですか?

A. 転職エージェントからも準備しているものの案内はありますが、記載済みの履歴書・職務経歴書とペン、メモ帳は基本的に準備しておきます。とはいえ企業面接に提出するときの書類ほどの完成度は必要がなく、面談でスムーズなやりとりができる水準で体裁も整っていれば問題ありません。

Q. 20代や第二新卒が転職で準備したいこととは?

A. 20代の場合、ポテンシャルや柔軟性に期待する企業も多く、未経験の職種や業種への思い切った転職も考えられます。しかし、やりたいことだけでなく自分の適性や将来のキャリアプランなども考えたうえで、方向性を決めることが大切です。そういった転職活動の準備としては、適性診断や自己分析を行う人も多いです。面談前に適性診断も実施される転職エージェント「マイナビジョブ20's」の利用もおすすめです。

Q. 30代・40代が転職で準備したいこととは?

A. 30代・40代の転職においては、これまでの経歴や培ってきたスキルが求められます。そのため念入りなキャリアの棚卸しが必要で、どのような企業がその能力を求めているのかをしっかり認識することが準備段階で必要です。管理職や専門職向けの転職エージェント「JACリクルートメント」の利用もおすすめです。

ここまで、転職の準備に関する情報をまとめてきました。もし転職サービスについてもっと詳しく知りたい・比較したいという人は、「転職サイトおすすめ」、「転職エージェントおすすめ」のページも参考にしてください。

本記事で紹介する転職サービスには、アフィリエイト広告リンクを含むものもあります。広告リンクの選定においては「サービスの内容が明確に把握でき、それらが知名度や評判、運営会社の実績などにおいて一定の水準を満たしているもの」に限定しています。