日本版スタートから1年、ハフポストは読者同士の自由な「対話」を生み出すメディアを目指します

ハフィントンポスト日本版がスタートして1年を迎えました。ハフポストの記事を読んでくださっている皆様、多くの関係者の皆様に、この場をお借りして心から感謝の気持ちをお伝えします。

ハフィントンポスト日本版がスタートして1年を迎えました。ハフポストの記事を読んでくださっている皆様、多くの関係者の皆様に、この場をお借りして心から感謝の気持ちをお伝えします。

私自身が編集主幹としてハフポストに仲間入りさせていただいたのは今年の1月。すでに多くの記事が読まれるメディアに成長していましたが、いかんせん「ハフィントンポスト」というブランドイメージ自体が曖昧で、浸透していていないという感触がありました。

そこで、アメリカ発のネットメディアであり、世界各国で展開しているという個性をフル活用し、放送時間に制限のあるテレビニュースではあまり取り上げることのない海外のニュースを積極的にフロントページで展開していくことにしました。今後はさらに国際社会で活躍されているブロガーの方にも参加していただき、「海外ニュースならハフィントンポスト」と信頼していただけるように、引き続き力を入れていきたいと思います。

また、今年の春にローンチしたハフィントンポスト韓国版とも連携をして、両国の抱えるさまざまな問題についても、これまでのメディアにないアプローチを試みることで、議論を深めていきたいと考えています。

さらに、人口が多いにもかかわらず、その声があまり聞こえてこないといわれる、働きざかりの団塊ジュニアが抱えるワークライフバランス、子育ての悩みなどにも焦点をあて、メッセージを積極的に発信してきました。

団塊ジュニアが日々直面している問題は、実は日本社会の根本的に改善していかなければならない課題の映し鏡でもあります。ハフィントンポストの実に個性的なエディター陣もそのほとんどが同じ悩みを抱える団塊ジュニアです。彼らの視点を活かしたオリジナルの取材記事もより一層増やしていくことで多くの方の「コトバ」による参加を促し、意見交換を活性化することで「未来」へとつなげていければと思います。

ハフィントンポストが目指すのは、国内外問わず、読者同士の自由な「対話」を生み出すプラットフォームとしてのメディアになることです。ぜひ皆さまもハフィントンポストで興味をもつ記事に出会ったら、読むだけではなく感じたことなどをフィードバックしていただけると嬉しいです。

長年テレビの仕事をしてきた私にとって、ネットメディアはテレビではなかなかできないことに挑戦できる世界でもあり、実は一番楽しんでいるのは私かもしれません。テレビ、ネット、どちらがいいとか悪いという議論ではなく、双方の得意分野を活かすことで、ユーザーの皆様のお役にたち、選択肢を楽しんでいただけるようがんばっていきたいと思っています。今後ともよろしくお願い致します。

▼ハフィントンポスト日本版1周年イベント「未来のつくりかた」 2014年5月27日(火)18:00開催

注目記事