住めば都!インドネシア・ロンボク島で幸せを感じる瞬間ベスト3、という超個人的ランキング

住めば都!インドネシア・ロンボク島で幸せを感じる瞬間ベスト3、という超個人的ランキング

こんにちは、岸野彩花です。ロンボク島で暮らしはじめ、早2ヶ月が経とうとしています。

インドネシアは現在雨季なので、毎日雨が降ります。でもそのぶん乾季ほど暑くはないようで、想像していたよりも快適に生活できています。

今回は、まだ住み始めたばかりではありますが、この2ヶ月で「ロンボク島っていい所だな~幸せだな~」と思った瞬間を、ランキング形式で発表したいと思います!

岸野彩花

雨の恵をうけて、今はフルーツがたくさん実る季節です。道を歩いていてパッと上を見上げると、マンゴー、ジャックフルーツ、スターフルーツ、ランブータン、グァバまで! さまざまなフルーツが鈴なりです。

カラフルなフルーツが道路際にたくさんなっているなんて、フルーツ好きの私としては本当に幸せで、夢のようです......♡

インドネシアでは現在、「ムシム マンガ」(マンゴーの季節)と呼ばれる数ヶ月間に突入しており、特にマンゴーはそこここにぶら下がっています。熟れたマンゴーが道にいくつも落ちていて、「あ、マンゴー踏んじゃった!」という日本では考えられないぜいたくなハプニングも起こります。

何人もの方から、庭で採れたマンゴーを大量にいただいていて、毎日食べても食べきれないほどです。日本では一年に一個食べるかどうかなのに......。

岸野彩花

ロンボクでは、一頭立ての馬車が車道を走っています。馬は小さめの種類で、とってもかわいいです! 白い馬、茶色い馬、黒い馬、みんなバイクや車に負けずに頑張って走っています。がんばれ~!

この、移動用の馬車は「チドモ」と呼ばれています。ロンボクでは一番安い公共交通機関で、庶民の足だそうです。これほど車やバイクが普及している現在も、こんなに素朴な乗り物が生活の中で使われ、みんなから愛されて続けているなんて本当に素敵ですよね。

ぜひ私も近いうちに乗ってみたいと思っているので、また乗り方、乗り心地など詳しくご紹介します!

岸野彩花

夕焼けの中のイスラミックセンター

ロンボク島は、ヒンドゥー教徒が多い隣の島バリとは異なり、イスラーム教徒が約9割を占めるといわれています。そのためジルバブをかぶっている女性が多かったり毎日お祈りの時間を告げるアザーンが聞こえたりと、バリとは島の雰囲気も全く違います。

実際、モスクの多さには驚きました。それもそのはず、ロンボク島は「1000のモスクがある島」と呼ばれていて、本当にたくさんのモスクがあるのです。車の窓から外を眺めていると、住宅街のなかに一瞬とってもきれいなモスクが見えて、「あ、停めて~! 見たい!」と心の中で叫ぶこともしばしばです(笑)。休みの日に、ゆっくりモスク巡りなどもしたいなぁ。

また、私が住んでいる西ヌサトゥンガラ州都のマタラム市には、「イスラミックセンター」と呼ばれる東南アジア最大級のとてつもなく美しく荘厳なモスクもあります。夕方は特にきれいで、晴れている日はイスラミックセンター見たさに派遣先の高校から家まで40分かけて歩いて帰ることもあります。インドネシアの人は数百メートルの距離でもバイクや乗り合いバスを使うので、私のような歩行者は珍しいらしく、生徒に目撃されて次の日には学校中でネタにされます。インドネシアの人、歩かなさすぎる......!

ここまでモスクについて話しましたが、ロンボク島にはもちろんイスラーム教以外の宗教の方もいます。マタラム市民の台所であるパサール・チャクラという大きなマーケットの近くには、大規模なヒンドゥー教の寺院があり、市内には教会もいくつかあります。

モスクのすぐ近くにはヒンドゥーのお寺、という光景が多く見られるのも、ロンボクならではかもしれません。

岸野彩花

ふらり入ったバティック屋さんで、店員さんたちと仲良くなりました

ロンボクの人はよく「ロンボクにバリはあるけれど、バリにロンボクはない」と言います。バリ島に対する隠しきれない対抗心を感じますね......(笑)。

ロンボク島は、住んで2ヵ月のバリバリよそ者の私にも分かるほど、豊かな魅力と個性をもった素敵な島です。バリと比べることなんてできません。「バリには行ったことがあるし、そのすぐ隣の島は行かなくてもいいかな」なんて思っている方がいたら、もったいない! ぜひ、来てみてください。

これは、順位をつけることはできなかったので、最後にお伝えしますが、ロンボクの最大の魅力のひとつに、人の優しさ、温かさがあります。派遣先の学校の生徒たち、先生方、住居のイブ(お母さん)、お店の人から道を歩いている人までみんなとてもにこやかで優しく、たくさん話しかけてくれて、助けようとしてくれます。

住み始めてすぐの頃、暗い夜道を歩いていた時(マタラム市内もまだ街灯が少ないところが多い)、後ろからバイクが来たので先に行ってもらおうとしたら、徐行して後ろから足元を照らしてくれた時には本当に感動しました......!

ということで、渡航前には十分な情報がなくドキドキして来てみたら、本当に素朴であたたかくて素敵なところでした! というご報告の回でした。

これからもっと色々なことに挑戦して、話を聞いて、調べて、ロンボクの独特の文化や隠れた名所、お待ちかねの食べ物の話など、たくさんご紹介していくつもりです。お楽しみに!

Ambassadorのプロフィール

岸野彩花

岸野彩花

宮城県出身。東京外国語大学インドネシア語専攻。東南アジアの活気と多様性、とにかくおいしい食べ物に魅了され、東南アジアに渡る度に一回り大きくなって帰国する。弱い立場におかれやすい子どもへの支援に関心をもち、府中市やインドネシアでボランティア活動に携わる。

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