アートとカルチャー
2019年07月18日 09時00分 JST

「投票した」Instagramで宣言しよう。日本初、選挙スタンプが登場 「若年層の投票率向上をサポートしたい」【参院選】

参院選の投票日にあわせて、Instagramに「選挙スタンプ」が登場します✊✨

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「選挙スタンプ」の利用イメージ。

参院選の投開票を目前に控える7月18日、写真共有アプリのInstagram(インスタグラム)に「選挙スタンプ」が登場した。

スタンプは全3種類。24時間で自動的に投稿が消える「ストーリーズ」で利用可能で、「I voted!(投票した)」「投票完了」などの文字がデザインされている。デザインは、現役美大生である美術家のmonetさん(@arturtle128)が担当した。

ポップなスタンプを通して、投票への参加を呼びかけたり、投票したことを気軽に表明したりできそうだ。

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3種類の「選挙スタンプ」。投票箱や、「投票完了」の文字がポップにデザインされている。

また、選挙への参加をユーザーに促すため、投票日前日の7月20日(土)午前から、「投票しよう」ストーリーズも特別表示するという。

フォローしているアカウントが選挙スタンプを3つ以上使ったとき、それらの投稿をスライドショーのような形式で閲覧できる仕組みだ。

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期間中はアプリ内に「投票しよう」ストーリーズが表示され、選挙スタンプを使った投稿を確認できる。

若年層の投票率アップに貢献 Instagramの狙い

Instagramを運営するFacebook Japanの公共政策担当者によると、選挙スタンプは2018年11月、中間選挙にあわせてアメリカで初めて導入された。

その後、インドネシアやオーストラリアなどでも同様の取り組みを実施したところ、多くのユーザーが選挙スタンプを使って投票したことを報告したり、著名人がフォロワーに選挙への参加を促したりするケースが見られたという。

日本で選挙スタンプを導入するのは、今回が初めて。その背景にあるのは、「10代〜30代の若年層の投票率アップをサポートしたい」という思いだ。

総務省の調査によると、(日本では)10代・20代・30代の若年層の投票率は他の年代と比べて低い水準にとどまっており、若年層への選挙啓発が重要な課題となっています」

ハフポスト日本版のメールインタビューに対し、Facebook Japanの担当者はそう説明する。

総務省の調査結果より
参院選における年代別投票率の推移。10代、20代、30代の投票率は他の年代と比べて低いことがわかる。投票率が最も低いのは20代で、30%台が続いている。

「Instagramの国内コミュニティは2019年3月に3300万アカウントを超え、様々な世代にご利用いただいています。若年層の方々はストーリーズも含め、とてもアクティブに使っていただいていることから、日本で選挙スタンプを導入するにあたって、特に若年層の投票率向上のサポートをしたいと考えました」

Instagramは、ネットやスマホを日頃から使う若年層にとって、慣れ親しんだプラットフォームの一つだ。

一方で、たとえばTwitterでは盛んに政治や社会問題をめぐる議論が起きているが、写真や動画などのビジュアルが主体のInstagramでは、そうした議論は起きづらい。

しかし、「政治や社会問題について議論するきっかけを生むという意味で、自己表現のプラットフォームであるInstagramにとっても選挙は非常に重要なイベントであり、Instagramならではの方法で貢献できることがあるのではないかと考えています」と担当者は話す。

bombuscreative via Getty Images

ストーリーズは、24時間で投稿が消えるという特性から、気負わず、気軽に投稿ができるツールだ。

投票した、選挙に行ったーー。

いつもなら言いづらさを感じる言葉でも、スタンプ一つ押すだけなら、簡単に表明できるかもしれない。

「日本に目を向けてみると、利用者の5人に1人が朝起きてすぐにInstagramを開くと答えているほど、日常生活に密着したプラットフォームになっています。そのような存在だからこそ、普段は政治に興味・関心がない人が、友達が選挙スタンプを使っているのをInstagram上で目にして選挙があることを知ったり、投票に行こうと思い立ったりというポジティブな効果があればと期待しています」

政治は、私たちの日常生活とつながっている。こうした取り組みをきっかけに、政治や選挙にまつわる会話が広がっていくことを期待したい。