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2020年01月13日 17時26分 JST

イラン司令官殺害について アメリカ政権内で意見の食い違い

トランプ大統領がイランのイスラム革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害した理由としてあげた情報について、エスパー米国防長官は把握していなかったと述べました。

朝日新聞社
エスパー米国防長官=ランハム裕子撮影

イラン司令官殺害、揺れる根拠 米政権内で意見食い違い

 トランプ米大統領が、イランのイスラム革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害した理由として、イランが4カ所の米大使館を攻撃する情報があったと述べたことについて、エスパー米国防長官は12日、出演した米CBSテレビの番組でそうした情報は把握していなかったことを明らかにした。政権内の意見の食い違いが浮かび上がった。

 トランプ氏は10日、米FOXニュースのインタビューで、イランがイラクの首都バグダッドを含む4カ所の米大使館を標的に攻撃しようとしていたとして、「(脅威が)差し迫っていた」と主張していた。だが、エスパー氏は12日の発言で、在イラク米大使館への攻撃情報はあったとしつつ「4カ所の大使館については見ていない」としている。

 トランプ政権は、米国とイランの緊張を極限にまで高めた米軍によるソレイマニ司令官殺害の理由として、「司令官が米国の外交官と軍人を攻撃する計画を進めていた」と主張する。ただ、国際法で自衛的措置と認められるために必要な「差し迫った脅威」については具体的な説明をしていないとして、野党・民主党などから批判が相次いでいた。(ワシントン=渡辺丘)

(朝日新聞デジタル 2020年01月13日 09時23分)

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