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2020年06月30日 11時52分 JST

イラン検察当局、トランプ大統領らに逮捕状 ソレイマニ司令官殺害めぐり

強気の対米姿勢を示すことで、「英雄」の殺害に憤る国民感情に配慮する思惑があるとみられる。

朝日新聞社
テヘランで1月4日、米軍に殺害されたイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官の死を悼む人たち=ロイター

イラン当局、トランプ氏に逮捕状 司令官殺害めぐり

 米軍が今年1月にイランの精鋭部隊・革命防衛隊の司令官を殺害した行為について、イランの検察当局は29日、殺人とテロ行為の疑いでトランプ米大統領ら計36人に対する逮捕状を取得したと明らかにした。イランメディアが同日、報じた。

 イラン当局は各国にトランプ氏らの身柄拘束などを求めるため、国際刑事警察機構(ICPO)に国際手配書の発行を要請した。強気の対米姿勢を示すことで、「英雄」の殺害に憤る国民感情に配慮する思惑があるとみられる。ただ、AP通信によると、ICPOは声明で、政治性を理由に挙げ、今回のイランの要請には応じられないとした。

 イランメディアによると、逮捕状が発付されたのはトランプ氏のほか、米政府や米軍の関係者、その他の国の政府関係者とされるが、詳細は不明だ。イラン当局者は「トランプ氏は容疑者リストのトップだ。訴追手続きは、大統領任期が終わったあとも続く」と述べた。今回の逮捕状発付で、米イラン関係がさらに悪化する恐れもある。

 米国務省のブライアン・フックイラン担当特別代表は29日、訪問先のサウジアラビアで、「誰もまともには取り合わないプロパガンダ行為で、イラン人を愚かに見せる」と述べた。

 米軍は1月3日、イラクの首都バグダッドで、革命防衛隊のソレイマニ司令官を無人機による攻撃で殺害した。革命防衛隊は報復として、イラクの米軍駐留基地2カ所に弾道ミサイルを発射。両国の緊張が一時、急激に高まった。(飯島健太)

(朝日新聞デジタル 2020年06月30日 09時14分)

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