新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
2020年06月02日 08時28分 JST | 更新 2020年06月03日 16時50分 JST

一斉休校・休園、「父親」はどうしていた? 「世話する人が増えただけ」の厳しい指摘も…。

アンケートには、親がもっと関わらなければと、自分たちの責任を見直したという人の声も多く寄せられた。しかし…

新型コロナウイルスによる一斉休校措置が全国で段階的に解除され、子供たちが登校を再開しつつある。

地域によっては3カ月にも及んだ一斉休校・自宅学習は、子どものいる人の家庭にどんな影響を与えたのだろうか?

ハフポスト日本版では、保育園~高校の子どもがいる人を対象にしたアンケート(回答数700件)を実施し、回答者の家庭で「父親」が果たした役割や、経験から考えたことについて紹介する。

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「世の中が変わるきっかけになりそう」

子どもの一斉休校や自宅学習などによって「父親」自身の考えや働き方には、影響があったのだろうか?

アンケート回答者からは、自分の働き方を見直したいとする意見も寄せられた一方で、「関わりたいが困難」という人もいた。

子どもを家庭で育てるという意識が芽生えた。仕事をセーブして家庭の時間をより確保し、自分の時間を割いて子どものための時間にしなければいけない。(保育園、公立小の子の父親、パートナー・自分共に在宅ワーク)

家に居る時間が増えて家事も多くするようになった。男性が朝から夜遅くまで働く世の中が変わるきっかけになりそう。(公立中、各種高校の子の父親、パートナーが専業主婦) 

自分がもっと関わりたいが仕事との関係で不十分(公立中の子の父親、パートナーが専業主婦)

「すごく幸せだった」「変化するかも」

これに対して、パートナーからみた「父親」たちはどうだったのか。

休業や在宅ワークでパートナーが自宅にいる時間が長くなり、家事育児の負担が軽減できたという家庭もあった。

休校があったおかげか、パートナーは子供に勉強を教えることに積極的になってくれた。テレワークなので通勤時間が無くなったり、業務の合間に子供の様子を見たりしてくれるようになった。(公立小、国立小の子の母親 パートナー・自分共に在宅ワーク)

 

普段仕事ですれ違い生活のため、こんなに長い時間一緒に過ごせることがすごく幸せだった。母親だけだとできないことも、父親がいればできることもたくさんあったので、それぞれの夫婦がお互い納得して分業していれば、その家庭次第だと思う。(公立小、中学校の子の母親 ※パートナーは休業中)

 

主人の会社もすぐに在宅に切り替えてくれ、通勤の往復3時間半もなくなり、平日でも子供と関われることができ、家事も手伝ってもらえる日も増えた。今の状況の方が不満は少ない。(公立小の子の母親 専業主婦)

 

夫は仕事が再開すればコロナ前に戻るだろうが、本人が家で料理して家族で食べる楽しみを感じたことで何かしら変化するかもしれない。(公立小の子の母親 ※パートナーは休業中)

新型コロナウイルスでイベントや飲食、旅行業の関係者など、休業を余儀なくされた人も多い。

経済活動や家計という観点では大きなダメージを受けた一方で、コミュニケーションやパートナー関係など、家庭への影響という観点で見てみると「良い影響があった」と考えている人もいたようだ。

 

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「ワンオペのほうがマシ」

しかし、やはり圧倒的に多かったのはパートナーとの家事育児の分担に悩みを抱えたり、その行動に怒ったりしている女性たちからの声だった。

休校と自宅学習で、親が子供の学習をサポートしなければいけない時間は増えた。ストレスや仕事との両立などで悲鳴を挙げている人も多い中で、在宅ワーク中に主体的に関わろうとしないという「父親」への不満も、多く寄せられている。

(普段は単身赴任の)夫が帰省したが、はっきり言って家事を何もしてくれず、ただ世話をする負担が1人増えただけの辛い時間だった。現在はワンオペだが、まだマシだと思う。家事への当事者意識が低い男性が多すぎる。職場が自宅になっただけ、という感覚は本当に迷惑。(公立小の子の母親 専業主婦)

 

結局メインは私が動かないとダメなんだと感じた。休園スタート時に午前、午後でお互い育児と仕事を分担しようと提案したがあまり乗り気でなく、結局私が毎日午前中子供の相手をし、夫はフルタイムで仕事をしている。私がミーティングなどでどうしても無理な時は見てくれるが、基本は妻が家事育児するのをサポートすればいい、というスタンスが透けて見えるのにうんざりする。そのくせ自分は相当家事育児をやっていると思っているのでたちが悪い。(保育園の子の母親 パートナー・自分共に在宅ワーク)

 

家事は元から私しかやってないが、夕飯を作る気力も片付ける気力もない時に外食産業が閉まっているので息抜きがない。正直夫の世代、育ち的に今から改善出来ることはない。(保育園、公立小の子の母親 自分だけ在宅ワーク)

 

声かけ、なだめるなど、子どもを「ケア」するのは完全に私の役割で、なんで私だけ?と不満には思います。私が融通の利く仕事をしているからですが、夫は仕事に関しては全くダメージを受けずに日々働けている現状には不平等感を抱きます。(日本の公立小学校の子の母親 パートナー・自分共に在宅ワーク)

 

休校で親の責任を痛感⇒でも負担は?

休校と家庭学習の経験によって、アンケートには、親がもっと関わらなければと、自分たちの責任を見直したという人の声が多く寄せられた。 

しかし、それは負担が増えるということでもある。現実には簡単には実現できないだろう。

だとすれば今後、子供の学びを支えるために、私たちはどうしていけばいいのだろうか?

ハフポスト日本版による6月2日のTwitter番組「ハフライブ」では、前回の自宅学習に続いて「テレワーク中、お父さんたちは何してた?」として、特に男性の働き方と家事育児の分担についての問題を集中して考えていきたい。

ハフライブ「テレワーク中、お父さんたちは何をしていた?」

▶︎配信時間 6月2日火曜日 21時〜

▶番組URL
https://twitter.com/i/broadcasts/1ZkKzLXRENvJv

(時間になったら配信が始まります。視聴は無料です)

▶ゲスト

株式会社10X Founder/代表取締役CEO 矢本真丈さん:2度の育休の経験をもとにアプリも開発


千葉商科大学国際教養学部准教授 常見陽平さん「イクメン」という言葉をあえて否定する兼業主夫

Maya Nakata / HUFFPOST JAPAN
テレワーク中、お父さんたちは何をしていた?