日本の18〜39歳男女の25%が性交未経験 海外でも「日本人の性との向き合い方は異様」と報道

一方、アメリカやイギリスでの30代前後の性交未経験率は1〜5%
ベッドに横たわる男女 イメージ画像
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trumzz via Getty Images

18歳〜39歳の4人に1人が異性間の性交渉経験がないという研究結果が4月8日に発表された。研究は東京大学とスウェーデンのカロリンスカ研究所が実施し、医学誌 BMC Public Healthに掲載した。

論文では「草食男子」や「セックス離れ」など、日本では親密関係から離れる社会現象が容認されつつある、という背景に触れた上で、研究で雇用や経済状態が不安定な男性の未経験率が高いという社会経済的な関係が分かったことを報告した。

以前にも、日本の夫婦間のセックスレス率の高さなどが海外でも報じられたが、今回の調査結果も海外で広く報道され、CNNをはじめ、フランスや中国、地中海に浮かぶマルタ共和国の新聞でも報じられた。

殆どのメディアが調査結果をそのまま報道した中、数社は専門家や関係者からのコメントを添えた。

CNNでは、上智大学教授が「日本の性産業は巨大だが、ポルノやセックスに関する会話は今でもタブー。セックスは今でも『汚い』と見られます」とコメントした。

米メディアInsiderでは、日本在住の経験があるレポーターが「勤勉さが尊重され、セックスや恋愛はあまり重要視されません」と述べた。

また「日本人の性との向き合い方は異様です...もし、深い恋愛をしたくなければ、一夜限りの関係を持とうとするでしょう、しかし日本は一夜の関係に対しては保守的です。だからバーでナンパするより、フィクションの世界のポルノ漫画やビデオゲームに走るのです」と話している。

しかし、高所得国における若者のセックス離れは日本だけではなく海外でもその傾向があり、若者の「セックス離れ」において日本は「グローバルリーダー」である、と調査で述べられた。

ちなみに、アメリカ、イギリスやオーストラリアでの30代前後の性交未経験率は1〜5%とされている。

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