「近代的で語学堪能な環境保護活動家」海外メディアが新天皇陛下「Naruhito」を紹介

「海外留学をし、キャリアウーマンと結婚し、英語を話し、ジョギングを楽しみ、ヴィオラを奏でる『近代的』な新天皇陛下」とドイツメディア。
皇居に到着する天皇陛下 2019年5月1日撮影
皇居に到着する天皇陛下 2019年5月1日撮影
TOSHIFUMI KITAMURA via Getty Images

5月1日、新天皇陛下が即位され、海外でも大きく報道された。

これに伴い、天皇陛下の横顔に注目が集まっており、各海外メディアは「Who is Naruhito?」などと題して紹介している。

多くのメディアでは、天皇陛下の英オックスフォード大学での留学経験を紹介し、国際的なイメージを伝える。

天皇陛下がオックスフォード大で「テムズ川の水上交通問題」を研究し、その後も世界の水問題に興味を持ってこられたことや、2007年から15年まで国連「水と衛生に関する諮問委員会」の名誉総裁を務めたことなどから「環境保護活動家」とも称するメディアも。

天皇、皇后両陛下が共に海外での経験をされている事から、今後の国際的な活動にも期待が膨らんでいるようだ。

BBCでは、皇后陛下の体調不良などの際に、育児なども積極的に手伝い、雅子様を大事にされてきた事から「ファミリーマン(家庭的)」とも記された。

そしてドイツのTV局Deutsche Welleは「海外留学をし、キャリアウーマンと結婚し、英語を話し、ジョギングを楽しみ、ヴィオラを奏でる『近代的』な新天皇陛下」だと紹介した。

またシンガポールのTV局CNAは、59歳誕生日の会見で当時皇太子様が述べられた、

「その時代時代で新しい風が吹くように、皇室の在り方もその時代時代によって変わってくるものと思います.....古くからの伝統をしっかりと引き継いでいくとともに、それぞれの時代に応じて求められる皇室の在り方を追い求めていきたいと思います」

というお言葉の一部を訳して引用。「新しい風」をFresh Breezeと訳し、今まで同様「国の象徴」として国民の心に寄り添いながらも、令和の皇室に新鮮な風を吹かせてくれる事を期待しているようだ。

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