ホアキン・フェニックス、息子に兄の名前「リヴァー」を付ける。ルーニー・マーラさんとの第一子

フェニックスさんにとって、27年前に亡くなった兄はずっと導いてくれる存在だった
第92回アカデミー賞でレッドカーペットの上で抱き合うルーニー・マーラさん(左)とホアキン・フェニックスさん(2020年2月9日)
第92回アカデミー賞でレッドカーペットの上で抱き合うルーニー・マーラさん(左)とホアキン・フェニックスさん(2020年2月9日)
Mike Blake / Reuters

俳優のホアキン・フェニックスさんとルーニー・マーラさんが、ふたりの初めてとなる男の子に「リヴァー」と名付けることがわかった。

リヴァーは、フェニックスさんの兄で1993年に亡くなった俳優リヴァー・フェニックスさんの名前だ。

今でも多くの人に愛されているリヴァー・フェニックスさんの名前が甥に受け継がれるという嬉しいニュースは、映画『Gunda』のヴィクトル・コサコフスキー監督が、チューリッヒ映画祭で明らかにした。

『Gunda』では、フェニックスさんがエグゼクティブ・プロデューサーを務めている。

フェニックスさんが参加することになった理由を聞かれたコサコフスキー監督は、知り合ったきっかけを説明した後、「ところで彼は子どもが生まれたばかりなんですよ。とても可愛らしい息子さんで名前はリヴァー。だから今、宣伝ができないんです」と語った。

マーラさんとフェニックスさんは、2013年の映画『her/世界でひとつの彼女』で共演。その後も『ドント・ウォーリー』『マグダラのマリア』に共に出演し、2019年には婚約が報じられた

ふたりはプライベートについて公表しない姿勢をとっており、第一子の誕生・名前についても発表していない。

亡くなった後も、導いてくれる存在だった兄

『スタンド・バイ・ミー』や『マイ・プライベート・アイダホ』などに出演したリヴァー・フェニックスさんは1993年、薬物の過剰摂取が原因で23歳で亡くなった。

ハリウッドにあるナイトクラブ「ザ・ヴァイパー・ルーム」で兄のリヴァーが倒れた時、911番に緊急通報して助けを求めたのは当時19歳だったホアキンだった

ロサンゼルスの自宅で料理をするホアキンとリヴァー(1985年撮影)
ロサンゼルスの自宅で料理をするホアキンとリヴァー(1985年撮影)
Dianna Whitley via Getty Images

フェニックスさんは兄の死後、俳優として活躍して『グラディエーター』や『ザ・マスター』に出演した。そして『ジョーカー』で、2020年主演男優賞に輝いた。

そんな彼にとって、兄はずっと導いてくれる存在だったという。

2020年1月にインタビュー番組「60ミニッツ」に家族で出演した際、フェニックスさんは兄について次のように語っている。

「自分が作っているすべての映画で、リヴァーとどこかでつながっているように感じます」

「私たち家族は全員、人生の中で様々な形で彼の存在を感じ、そして彼が導いてくれていると感じています」

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