仮面ライダー、平成最後の『ジオウ』から令和第1号の『ゼロワン』にバトンタッチ

新シリーズでは、俳優の高橋文哉が主人公の飛電或人/仮面ライダーゼロワンを演じる。
「仮面ライダーゼロワン」

仮面ライダーも平成から令和にバトンタッチ 『ジオウ』奥野壮から『ゼロワン』高橋文哉へ

テレビ朝日系で放送されていた『仮面ライダージオウ』(毎週日曜 前9:00)が25日、最終回を迎えた。次週9月1日からは『仮面ライダーゼロワン』がスタートする。それに先駆け、都内で『仮面ライダーゼロワン』プレミアムバトンタッチイベントが行われ、『ジオウ』で主人公の常磐ソウゴ/仮面ライダージオウを演じた俳優の奥野壮、『ゼロワン』で主人公の飛電或人/仮面ライダーゼロワンを演じる俳優の高橋文哉が出席した。


イベントではバトンが奥野から高橋へ渡るセレモニーが行われ、奥野は「よろしくお願いします」と託し、高橋は「ありがとうございます!」と受け取った。高橋は撮影について「順調です。次第に慣れていっているかな」と充実感をのぞかせ、『ゼロワン』の1話が先行で上映されると「1話は時間をかけて撮影した。長い期間の集大成」と思いを口にしたが、奥野から「集大成、早くないですか?」とツッコまれていた。

奥野は自身が前作の『仮面ライダービルド』のキャストと行ったバトンタッチセレモニーを回想。「渡す立場になるのは大きなこと。1年前に緊張して、『ビルド』メンバーの猛者に囲まれて頑張った始めのころを思い出しますね」としみじみと口にした。

さらに、奥野から高橋にアドバイスも。年齢が同じで、キャリアも高橋が上とあって「僕が上からものを言えるような立場じゃない」としながらも、「僕たちがやってきたことをお伝えする。自分の好きなように、やりたいことをお芝居で表現して、楽しんで作品を作った。たぶん、それは視聴者の方に伝わる。ぜひ、毎日の撮影を楽しんで!」と金言。高橋は「先輩の言葉の重みはすごい」と染み入っていた。

逆に高橋から1年間、意識したことを問われた奥野は「現場で生まれるものを大切に。『お芝居は生物だから』という言葉を生瀬(勝久)さんから最初の方にいただいた。それを大事にしてきたかな」と再び助言。高橋はこれからの撮影に生かすことを誓っていた。

イベントには押田岳大幡しえり渡邊圭祐岡田龍太郎鶴嶋乃愛井桁弘恵も参加した。

平成仮面ライダーシリーズ第20作記念にして、「平成」最後の作品となった『仮面ライダージオウ』。「王様になりたい」という夢を持つソウゴは、未来からやってきた明光院ゲイツ(押田岳)、ツクヨミ(大幡しえり)、ウォズ(渡邊圭祐)との出会いによって、50年後の世界では、自分が世界を支配する魔王・オーマジオウとなっていることを知った。

だがソウゴは、サイテーサイアクの魔王ではなく、最高最善の魔王になることを宣言。自らの運命を変え、人々が平和に暮らせる未来を作るべく、戦っていた。最終回では、アナザーディケイド/スウォルツ(兼崎健太郎)によって変えられてしまった世界を、オーマジオウとなって強大な力を得ると世界そのもの破壊して想像。1年前の世界に戻ったソウゴは、ゲイツ、ツクヨミらと学園生活を楽しむラストシーンで大団円となった。

『仮面ライダーゼロワン』は、新たな令和時代に始まる「令和仮面ライダー」の1号ライダー。各話でスポーツ選手や医師、料理人、漫画家など、子供たちが熱い視線を送る職業の世界を舞台に、そこにAIが導入された世界の姿とその環境下で生まれる悪との戦いを描く。

【関連記事】

注目記事