近藤麻理恵さんの会社、約45億円の資金調達を受ける交渉中と報道

「こんまり」の愛称で知られる片付けコンサルタント。eコマースのプラットフォームを構築して、ビジネス拡大か
第91回アカデミー賞授賞式に出席した近藤麻理恵さん(2019年2月撮影)
第91回アカデミー賞授賞式に出席した近藤麻理恵さん(2019年2月撮影)
ROBYN BECK via Getty Images

「こんまり」の愛称で世界的に知られる片付けコンサルタントの近藤麻理恵さんが、ビジネスを急拡大させようとしている。

近藤さんが片づけ方法を普及するために設立した会社「コンマリ」が、ベンチャーキャピタルから最大4000万ドル(約45億円)の資金調達を受ける交渉をしていると、アメリカのテクノロジー系ニュースサイト「The Information」が3月7日に報じた。

コンマリ社の広報担当者は、出資会社と会合をしていることは認めたが、「どの会社がふさわしいか探している段階」だとThe Informationに答えた。同サイトによると、コンマリ社は2018年始めにも、セコイア・キャピタルなどによる数百万ドルの資金調達を受けていたという。

テッククランチが関係者からの情報として、近藤さんはeコマースのプラットフォームを構築する計画のために、再び資金調達を計画していると報じた。

■近藤麻理恵さんとは?

河出書房新社によると、近藤さんが2010年に出版した『人生がときめく片づけの魔法』は国内で150万部を突破。その後、同世界40カ国で翻訳され2019年2月時点でシリーズ累計1000万部を超える世界的大ベストセラーになった。

近藤さんの片付け方「こんまりメソッド」はシンプル。目の前にあるものが自分にとって”ときめく”ものかどうかを自問自答し、ときめかない場合は「ありがとう」と感謝して捨てるというものだ。

2019年よりNetflixでスタートした冠番組『KonMari―人生がときめく片づけの魔法─』が190カ国で放映されて人気を博している。この番組では、近藤さんの片付けに悩む人たちの家を訪問して、不要な物を捨てるとともに、必要な物を効果的に保管する方法を教えている。

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