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こんな人は転職しない方がいい

転職せずに現職にとどまるべき時もある
Getty Images/iStockphoto

ミドルの転職 編集長の岡田です。

世の中の求人件数が増え続け、圧倒的な求職者の売り手市場が続いています。先月、発表された全国の有効求人倍率は43年ぶりの1.51倍。結果、ミドル人材の採用を増やす企業も増えているようです。売り手市場を背景に転職を検討している方が多いのではないでしょうか。

とはいえ、安易な転職は危険。ミドル人材の転職の多くは、マッチングや条件面のすり合わせなどの難しい部分が多いもの。転職をせず、現職にとどまるという選択肢も時には必要となります。では、どのような人は転職をしないほうがよい人なのでしょうか。多くの転職希望者と面接を行なう転職コンサルタント134名に、特徴を伺いました。

転職を考える3人に1人は、転職をしないほうがよい人。

Q: 面談を行った方のうち、「転職せずに現職にとどまるべき」と思う方は全体の何割ほどいますか?

「転職せずに現職にとどまるべき」と感じた求職者が「3割以上いる」と回答した転職コンサルタントは、全体の半数近い44%に上りました。つまり、3人に1人は転職しないほうが良い転職希望者が多いということ。果たして、どんな人たちなのでしょうか。

転職すべきではない人の特徴。1位は「本人希望と転職市場のギャップがある」。

Q:現職にとどまるべきである、と思う理由はどのようなものですか。

現職にとどまるべきだと思う転職希望者の特徴。第1位は「ご本人の希望と、転職市場での市場価値にギャップがある」59%。特に転職回数の少ないミドルほど、転職市場における自身の市場価値を見誤ったり、ギャップが生じやすいそうです。

次いで2位は「今後やりたいことと、転職理由に整合性がない」44%。これは若手の転職でも起きやすいことですが、転職理由の整理や準備が足りないことで起こりやすくなっています。

そして3位は、「転職理由となっている課題は、現職企業でも解決できる」33%。現職でも解決できる問題から逃げるように行なう転職では、転職先でも同じことを繰り返す可能性が高いと言うコンサルタントの声もありました。

以下、「現職企業での就業期間が短い」、「転職回数が多い」、「キャリアの棚卸しが不十分」、「転職によって叶えたいことが待遇の改善のみ」、「転職理由となっている課題が、どの企業でも解決できない」と続きました。自分は転職すべきではないのかもと、一瞬でも迷った方は以下、転職コンサルタントのアドバイスをご確認ください。

転職すべきか、とどまるべきか。見極めるには?

Q:自身が転職すべきか現職にとどまるべきかを見極めるには何をすればいいと思いますか。

自身が転職すべきか現職にとどまるべきか見極めるには何をすればいいか。最後にアドバイスを聞きました。

結果は「転職によって解決したい課題を整理する」が圧倒的に多く、約8割。次いで、「キャリアの棚卸しを行い、キャリアプランを見直す」58%、そして「コンサルタントにキャリア相談をもちかける」ことが有効という声が多く集まりました。その他にも、

活動をしてみてから、転職するか、現職に留まるか決めるというのもひとつの方法です。

なんとなく転職を考えている方は、まずは相場観や転職のデメリットを調べましょう。現職が意外と恵まれた環境である場合もあります。また職場環境に不満を覚えて転職を考えている方は、自身の力で本当に現状打破できないのか、考え直してみましょう。問題を解決させる力も社会人として必要なスキルです。

転職はご縁ですが、今の職場で出来る事があれば、見方を変えて貪欲に経験を積む事をお勧めします。

悩んでいるポイントを整理すること。そのためにコンサルタントを利用すればよいと思います。(案件紹介ありきではなく、相談をする)。

現状の自分を客観的に把握するために、まずは転職活動を開始し、市場価値・ニーズを確かめる事も有効ということですね。ぜひ参考にしてください。

それでは。

[今回のレポートに使用した調査結果の詳細はこちら]

アンケート実施期間 : 2017年7月19日 ~ 2017年7月25日 / 有効回答数 : 134名

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