バイセクシュアルを公表した、韓国「アイドル学校」出演者。「いじめ疑惑隠すため」の批判に反論

韓国で批判が殺到する事態に、ソム・ヘインが反論。「ただ、私として生まれ、愛する人たちと私なりにやりたいことをして生きていきたいだけです」
ソム・ヘイン
ソム・ヘイン
ソム・ヘインのインスタグラムより

韓国のリアリティ番組「アイドル学校」に出演していたモデルのソム・ヘインが7月、Instagramでバイセクシュアルであることを公表した。

しかし、この公表に対して、過去に持ち上がった「いじめ疑惑」の印象を薄めるためではないかとの批判が湧き上がっている。

ソム・ヘインは8月14日、「私は議論を隠すため、知名度を上げるためにカミングアウトしたわけではありません」とこの批判に反論している。

Instagramで彼女は「私は有名になりたいわけではない。韓国のテレビで芸能活動をしたいわけではない。ただ自分がやりたいことをやるだけ」と、芸能界進出のためにカミングアウトしたという批判を一蹴した。

また「同性愛を理解してもらおうと強要したことや、するつもりもない。でも、なぜ私が、口に出すのも不快な言葉をかけられる性的屈辱まで受けなければならないのか。私はただ、私として生まれ、私が愛する人たちと私なりにやりたいことをして生きていきたいだけです」と辛い心境を吐露した。

ソム・ヘインは2017年に放送された、アイドルを目指すリアリティ番組「アイドル学校」に出演したが、初回の出演直後に心身の健康上の理由で辞退した。彼女が、中学校時代に同級生への暴力などいじめをしていたとする疑惑についての告発があり、論争が起きた。

この疑惑について、彼女は当時「中学3年の時のことで、直接的に暴力をふるったわけではなく、傍観者だった。心から反省している」などと謝罪していた。

そして、今年5月に初めてのシングル曲「ミニラジオ」を発表し、現在はモデルとして活動中だ。

ハフポスト韓国版の記事を翻訳・編集しました。

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