レオナルド・ディカプリオの環境保護団体、5億3000万円をアマゾン火災のために寄付

「アマゾン無しには温暖化を食い止めることはできない」。保護活動に加わるよう、訴えています

俳優で活動家のレオナルド・ディカプリオ氏らが立ち上げた環境保護団体「アース・アライアンス」は、火災が続くブラジル・アマゾンの熱帯雨林保護のために、500万ドル(約5億3000万円)を寄付すると発表した。

レオナルド・ディカプリオ氏
レオナルド・ディカプリオ氏
Barcroft Media via Getty Images

世界最大の熱帯雨林であるアマゾンでは、森林火災が急速に増加していて、CNNは1分間にサッカー場1.5つ分の熱帯雨林が焼失している、と伝える。

ブラジル国立宇宙研究所によると、ブラジルでは2019年に起きた火災は7万4000件を超える。これは前年に比べて85%増加で、そのうちの約4万件が、アマゾンで起きているという。

火災の原因として、牧場や農地を拡大するために、農場経営者たちが意図的に火を放っていることが指摘されている。

地球の酸素の20%を作り出してると言われ「地球の肺」とも呼ばれるアマゾン。今でも新種発見が続くアマゾンでの大規模な火災によって、希少な動植物が失われる可能性もある。

火災で焼けたアマゾンの熱帯雨林
火災で焼けたアマゾンの熱帯雨林
Bruno Kelly / Reuters

「アース・アライアンス」は、ディカプリオ氏と、事業家のローレン・パウエル・ジョブズ氏、投資家で慈善家のブライアン・シェスが2019年7月に立ち上げた自然保護団体だ。

同団体のウェブサイトによると、今回のアマゾン火災を受けて、アース・アライアンスは急遽「アマゾン熱帯雨林基金」を立ち上げた。

最初のアクションとして、500万ドルをアマゾン全域の保護や、アマゾンに生息する動植物の守る活動をしている、合計5つの地元の団体や先住民のコミュニティに寄付するという。

環境問題に熱心に取り組んでいることで知られるディカプリオ氏。

アマゾンの森林火災についてはInstagramにも写真を投稿して、「世界最大の熱帯雨林であるアマゾンは、気候変動を解決するために欠かせません。アマゾン無しには温暖化を食い止めることはできない」と、保護活動に加わるよう訴えている。

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