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2019年08月14日 11時51分 JST

宮崎・日向発のパンツ、NYで披露へ。「MADE IN HYUGA」の絶対的な自信

枡野恵也社長は「熟練した職人が丁寧に仕上げる品質には絶対の自信がある。はけばきっとクセになる」と胸をはる。

朝日新聞社
TOOTの新作パンツをはいてポーズをとるモデルの上村勇太さん=2019年8月9日、宮崎県日向市、佐藤修史撮影

宮崎・日向のパンツ、NYで披露へ 鍛えた体に靴だけで

 宮崎・日向(ひゅうが)発の男性向けパンツが、9月に開催される2020年春夏のニューヨーク・コレクションの関連イベントで披露される。男性下着メーカー「TOOT(トゥート)」(東京都)が自社工場のある日向市で製造したパンツだ。イベントで上映する動画も日向市で撮影し、「MADE IN HYUGA」を前面に打ち出す。

 TOOTの男性用パンツは、凝ったデザインや立体縫製のフロントカップのはき心地が人気。主な顧客は30~50代で、8割がリピーターという。年200種を発売し、価格は3千~4千円台が中心だ。ネット販売が主体で、売り上げの約3割が海外という。

 枡野恵也社長(37)は「熟練した職人が丁寧に仕上げる品質には絶対の自信がある。はけばきっとクセになる」と胸をはる。

 TOOTは2000年の創業以来、日向市に持つ自社工場だけで生産を続ける。人件費の安い海外に発注しない。

 日向市は人口6万人。もともと縫製業が盛んで、設備も技術力も整っていた。近年は、大手メーカーが中国などに生産拠点を移し、廃業の危機に直面する中小企業もある。TOOTはそうした工場を吸収合併し、東京のデザイン力を加味して再生させた。

 工場の従業員は20~70代の約50人。パンツ1枚つくるのに10種ほどのミシンを駆使する。「ミシン歴45年」という女性従業員(74)は「こんな地道な作業の成果が米国に行くなんて驚いた」と苦笑する。

(朝日新聞デジタル 2019年08月14日 10時02分)

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