ジョギング中の黒人男性が殺害された事件、動画を撮影していた第3の男が逮捕される

アーバリーさんは2月23日、ジョギング中に白人親子に銃撃され、その後死亡した。

ジョギング中だったアマッド・アーバリーさんがアメリカ・ジョージア州で殺害された事件で、州捜査局は3人目の容疑者を5月21日に逮捕した。

逮捕されたのは、殺害時の様子を携帯電話で撮影してたウィリアム・“ロディ”・ブライアン・ジュニア(50)容疑者だ。重罪謀殺と不法監禁未遂の容疑で逮捕した、と警察が発表した。ブライアン容疑者は容疑を否認している。

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この事件では、白人の親子グレゴリー・マクマイケル容疑者(64)とトラヴィス・マクマイケル容疑者(34)がすでに逮捕されている。

アーバリーさんは2月23日、ジョギング中にマクマイケル親子に銃撃され、その後死亡した。

しかし5月5日に動画が明るみに出て、捜査が州捜査局の手に委ねられるまで、容疑者は逮捕されなかった

ブライアン容疑者が撮影した動画には、車の横を走り過ぎようとしたアーバリーさんを2人の男が止めて、銃撃する様子がうつっていた。

CNNによると「ブライアン容疑者がアーバリーさんを足止めするのを助けた」とグレゴリー・マクマイケル容疑者が警察に話している

一方でブライアン容疑者の弁護士は、ブライアン容疑者は知らない人物が追いかけられているのを庭から見たが、犯罪には加担してないと主張しており、ブライアン容疑者も地元のテレビ局に、「事件には関係していない」と述べている

しかしアーバリーさんの家族の弁護士らは、ブライアン容疑者がアーバリーさん殺害に加担したのは明らかだと主張しており、ブライアン容疑者の逮捕を歓迎した。

ブライアン容疑者が撮影した動画が明るみに出た後、アメリカ中で大きな怒りと非難が起きた。ジョージア州で開かれた抗議集会では、参加者たちはブライアン容疑者の責任追求も求めていた。

グレゴリー・マクマイケル容疑者はブランズウィック地区検察局の元捜査官で、その前は警察官として勤務していたため、マクマイケル容疑者と関係のある捜査官は事件の捜査を外れている。

マクマイケル親子はアーバリーさんが撃った理由を「強盗だと思った」と主張しているが、アーバリーさんの家族の弁護士S リー・メリットさんは「これは白昼に起きた現代のリンチ」と訴えている。

ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。

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