育休復帰前に「これはやっておけばよかった!」~先輩ママのアドバイスとは

安心して復職を迎えるためにも、保育園やその他の預け先を確保することは先決事項です。

子どもが満1歳になるまで取得できる「育児休暇制度」。

生まれた月と保育園入園時期の兼ね合いなどで半年未満で復職するママ、あるいは企業によっては3歳まで育休を取るママもいると思います。

そんなワーママたちの「育休中にやっておけばよかった!」と思ったことをご紹介します。

今まさに育休明けで働いているワーママが「あーそれわかる!あるある」と共感できることもあるのでは。そして、これから復職を迎えるワーママには「これはやっておいたほうがいいかも」というヒントになるかもしれません。

「やっておけばよかった!」その1〜育児・家事にまつわること

育休中から旦那と家事を分担制にすればよかった

子どもが生まれる前は、夕飯の後片付けと洗濯は旦那の担当でした。でも、育休中は私が1日家にいるという理由で、育児・家事すべてをやってしまったんです。育休明けに旦那に突然「今日からこれとこれやって」と言ってもなかなか思うようにいかなかった。育休明け前から少しずつ育児・家事を分担しておけばよかったと後悔しています。〔Oさん、34歳、子ども2歳〕

家中をしっかり掃除しておけばよかった

1人目のときの育休中は「赤ちゃんがいるから疲れて家事なんてできない」と自分に言い訳して、掃除は二の次。綿埃が舞おうが気にしなくなってしまいました。でも、育休明けはもっと疲れるし、時間もない。育休中に子どもが寝ている間でも、おんぶしてでもしっかり掃除しておけばよかったなーと、サッシの間のこびりついた砂埃や台所の頑固な水垢を見るたびに思ったものです。

なので、2人目育休中のときは、せっせと掃除にいそしみました。2人目だったので、気持ちと体力にも余裕があったのかもしれません。〔Sさん、35歳、子ども5歳、3歳〕

時短料理を研究しておけばよかった

料理本を見ながらレシピをそろえ、手順を追わないと料理ができなかったんです。残り物でパパッと時短料理ができなかった。1人目育休中も、子どもの昼寝中にしっかり仕度ができた。でも、復職してからは帰宅が19時過ぎでゆっくり料理なんかしていられません。育休中に時短料理を覚えておけばよかったーと後悔しましたね。

今は冷蔵庫のものプラス帰宅時にスーパーで買い足したものでチャチャっと作れるまでに成長しました(笑) 育休中に時短料理は習得したほうがいいですよ! 〔Yさん、41歳、子ども10歳、8歳、2歳〕

育休中に料理や掃除を少しでも頑張っておけば、育休明け楽に感じるかもしれませんね。でもなにより大切なのは、育休中から夫と上手に家事分担することかも!

「やっておけばよかった!」その2〜保育園にまつわること

もっと保育園の情報を収集しておけばよかった!

5年くらい前の話になってしまいますが、正社員だしフルタイム勤務だし、特に保活しなくても近所の区立保育園に入れるだろうと高をくくっていたんです。そうしたら、なんと入園できず。

それまで情報収集も見学もしていなかったので、慌てて区役所に泣きついてなんとか認可に入れましたが、家からけっこう遠くて送り迎えが大変。入れない場合を想定してもっとちゃんと動けばよかったと後悔しました。〔32歳、子ども6歳〕

慣らし保育期間を取ってあげればよかった

1人目の子があまり人見知りもなく、児童館や何度か預けた一時保育でもぜんぜん泣かなかったので、これは慣らし期間(最初は2時間保育くらいから始め、1週間ほどかけて徐々に時間を延ばしていく期間)がなくてもいける!と勝手に思い込み、初日から普通に復職(時短でしたが)。

ところが、子どもは登園後からずーっと大泣き、給食も食べなかったそうです。結局翌日から数日会社を休んだり、おばあちゃんに早めに迎えに行ってもらったりで1週間慣らしで様子を見ることに。最初からきっちり慣らし保育期間を取ればよかったと後悔したので、2人目はしっかり1週間取りました。〔36歳、子ども7歳、3歳〕

ファミサポや病児保育に登録しておけばよかった

入園前までは突発性発疹以外病気をしたことのない健康優良児だと思っていた我が子。しかし、保育園の感染力の強さを甘く見ていました!

入園してすぐ風邪、水疱瘡、手足口病......

復職してすぐなのに、有休を取りまくる日々が続きました。私の母や主人の母にも協力を仰ぎましたが、インフルエンザやノロになったらさすがに頼めないし。これはいかん!と思い、有休がなくなる寸前に慌ててファミサポと病児保育に登録しました。

我が子は強いから大丈夫だろうなんて思わず、入園前に登録することをお勧めします!! 〔41歳、子ども7歳〕

保育にまつわること、これは育休中のママに最初に取りかかってほしいことかもしれません。安心して復職を迎えるためにも、保育園やその他の預け先を確保することは先決事項です。

「やっておけばよかった!」その3〜ママ自身にまつわること

少しでも体を絞っておけばよかった

母乳育児だったからか、体重はほぼ妊娠前に戻りました。しかし!お腹周りと太ももがタップタプ(苦笑)

そう、妊娠前の通勤服が入らない! 育休明けの直前に、慌ててワンサイズ上のパンツとスカート買いました。育休中に面倒くさがらずに、1日5分でもいいからストレッチをしておけばよかったと後悔しました!〔Tさん、44歳、子ども12歳、8歳、3歳〕

子どもと2人でいろんな場所にお出かけすればよかった

生後半年くらいまでは夜泣きもひどく私もフラフラ、7か月くらいからは保育園探しや入園手続、予防接種など事務的なことを済ませなきゃ、と必死。近所の散歩がメインだったので、もっといろいろ親子でお出かけすればよかったなーと悔やまれます。平日はどこも空いているだろうし、思いっきり楽しめたでしょうね。育休は、親子でゆっくり時間が取れる貴重な1年、皆さんはぜひたくさん親子でお出かけしてください!〔Kさん、子ども3歳〕

縫いものを練習しておけばよかった

保育園入園が決まったのが復職2ヶ月前。入園にあたって、園バッグ(これは実は市販でもよかった)・布団カバー4枚(掛け布団カバー×2・敷き布団カバー×2)を手作りで用意せねばならず、裁縫とは無縁だった私は生地選びからてんてこ舞い。

ミシンなんてもちろん持っていなかったので、母に泣きつき教えてもらい、失敗を重ねながらドタバタの大騒ぎで作りました(笑) 2人目の時は上の子のおさがりもありましたが、小さなミシンを買って練習しましたよ。今は上の子の入学準備でミシンが大活躍! 〔Aさん、35歳、子ども6歳、3歳〕

すべてなんとなく後回しにしてしまいがちなことばかりでしたね。でも、育休はたった1年、復職してからの育児・家事のほうがずっと長いのです。できることから始めたいですね。

これから復職を迎えるママが後悔しないために

育休といっても、まだうまくコミュニケーションを取れない赤ちゃんを育てながら家事をしなくてはならない、実はとても大変な時期。なかなか自分の時間を作れないのが現実ですよね。

でも、赤ちゃんが昼寝している間や1人で遊んでくれている間などに取れる「自分時間」の中で、あるいはお出かけできるようになった時期のお子さんと一緒に「こんなことをやっておけばよかった」と後悔しているワーママは意外とたくさんいるのですね。

まさに今育休中のワーママ、妊娠中のワーママ、先輩ワーママたちのアドバイスや後悔を参考にしながら、楽しい育休を過ごしてほしいと思います。

【ライター 田崎 美穂子】

元大学出版会編集者、大学生向けのテキスト編集を担当。小学校5年、3年、1歳児の母。ママ友ネットワークを駆使した共感できる記事を執筆

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