人生が変わった!32歳からのシンガポールMBA留学と、その3つの魅力

私はシンガポールの南洋工科大学で1年間のMBA留学をしており、これが初めての本格的な国際経験になりました。シンガポール留学の良さについてお伝えします。

こんにちは、Toru Yagi です。

私は2013~2014年にかけて、シンガポールの南洋工科大学 (Nanyang Technological University)で1年間のMBA留学をしており、これが初めての本格的な国際経験になりました。

今回はその経験から、シンガポール留学の良さについてお伝えします!

▶プログラムの一環で、同級生とミャンマーに

シンガポール留学、3つの魅力

シンガポール留学の良い点を挙げたらきりがありませんが、あえて絞るとすれば、

1.インタ-ナショナルな環境で学べる

2.コミュニティに入り込みやすい(欧米に比べて)

3.授業料が安い(欧米に比べて)

ということでしょうか。

1.インタ-ナショナルな環境で学べる

シンガポールのひとり当たりGDPは、日本を超えてアジアで1番です。

地理的に東南アジアの中心に位置し税金も安いため、多くの外資企業がアジアのヘッドクォーターを構えています。

治安も良いので(日本以上と言われています)、女性・子どもも安心して生活できます。

そういった理由から、シンガポールには多くの外国人が集まっています。

100名いた私のクラスメートも、世界20ヶ国からシンガポールに学びに来ていました。

そんな多様性の中で学べるのが、シンガポール留学の魅力のひとつだと思います。

▶授業の後に記念撮影

2.コミュニティに入り込みやすい(欧米に比べて)

外国にいる日本人は日本人同士で固まり易い傾向にありますが、その理由は独特の文化性と言語の問題だと個人的には思います。

シンガポールには多様な人種が暮らすため、異文化にも寛容です。

また、アジアでは戦後、日本の諸先輩方が頑張って経済発展を果たしてくれたお陰で、日本にポジティブな印象をもつ方も多く、外国人から積極的に話しかけられることもあります(もちろん戦争の過去はしっかりと心に留めておく必要があります)。

つまり、日本独自の文化性を受け入れてくれる土壌が整っているのです。

言語に関しても、第二言語で英語を使用する外国人が多いですし、シンガポール人もシングリッシュと言われる独特ななまりのある英語を話すので、日本人のたどたどしい英語にも寛容で、こちらの話を理解しようとしてくれる姿勢を感じます。

私はシンガポールでのプログラム終了後に、デンマークのビジネススクールで1ヶ月半勉強しましたが、白人社会に入り込む難しさも体感しました。

また私の妻はイギリス人なのでイギリスに行く機会もあるのですが、英語のスピードの違いや、ネイティブ独特の言い回しについていけないことが多々あります。

欧米文化やコミュニケーションに抵抗のない方以外に、シンガポール留学を強くおススメする理由はここにあります。

3.授業料が安い(欧米に比べて)

ビジネススクールの話になりますが、私が留学した南洋MBAの学費は1年間で約500万円(当時1SGD=75円)。

学内寮で生活していたので、家賃も2~3万/月程度でした。

シンガポールのビジネススクールは、期間が1年~1年半。

アメリカのビジネススクールは2年制のプログラムが多いということもあり、生活費含めて約2千万円かかると言われています。

欧米に比べてリーズナブルに学べるのも、シンガポール留学のメリットのひとつでしょう。

私は前職の飲料会社にサポートしていただき、シンガポール留学という大きな経験を積ませてもらいました。

前職の会社への感謝の気持ちは尽きませんし、いつか何かしらの形で恩返ししたいと本気で思っています。

シンガポールにある、3つのビジネススクール

次に、シンガポールのビジネススクールを簡単にご紹介します。

シンガポールにビジネススクールは3つあります。

世界トップのInsead と、SP Jain もありますが、いくつかキャンパスがある中のひとつという位置づけなので、ここでは割愛します。

1.National University of Singapore (NUS)

2016年フィナンシャルタイムズ世界MBAランキング32位。日本でいう東大的存在。

2.Singapore Management University (SMU)

2000年設立の新しい大学で、シンガポールの中心部に位置する。

3.Nanyang Technological University (NTU)

2016年フィナンシャルタイムズ世界MBAランキング29位。西の外れに位置するNUSと双璧をなす大学。

知名度ならNUS、シンガポール中心部を満喫したいならSMU、同級生と密な関係を築きたいならNTU(田舎での寮生活なので、同級生と四六時中、時間を共にします)、という感じでしょうか。

私のいたNTUのMBAフルタイム・コースには、同級生100人中5組のカップルがいて、みんな公私ともに充実したMBA生活を送っていました(笑)。

▶勉強の後は、ビールで乾杯

最後に

▶涙の卒業式

アジアの中心シンガポールで多種多様な外国人たちと議論を繰り返した日々。

私にとってシンガポール留学は、34年の人生の中でも一番と言っても過言ではないほどの一大イベントになりました。

「シンガポール留学」、人生の選択肢のひとつとして、ぜひ検討してみてください。

人生観が変わりますよ!

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ライター

Toru Yagi

1981年東京都出身。慶應義塾大学卒業後、日系大手メーカーで営業&企画を経験後、シンガポールでMBA社費留学。留学後は、同社にて国内のマーケティング職に従事するも、留学中の同級生だったイギリス人女性(イギリスとタイのハーフ)との結婚&妻の妊娠を機に、約12年間勤めた会社を退職して、シンガポールに移住。夢は、日本を再び世界で輝かせること。そのためには、「日本企業の異文化コミュニケーション能力を上げて、外国企業とのあいだでシナジーを生み出す必要がある」というのが信条。

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