モリウミアスは夏のオープンをめざし、準備が進んでいます。

モリウミアスは夏のオープンを目指し、準備が進んでいます。入社式ならぬ入団式を行い、こども達の豊かな学び場を作り続ける新たな仲間が集まりました。

5月になりました。

雄勝町は気温が上がり、気温は10度を越え植物が芽吹く穏やかな日々が続いています。旧桑浜小学校の校庭の桜も咲き、新緑が綺麗です。

ホームページもリニューアルされ、夏からの予約を受け付け始めています。

モリウミアスは夏のオープンを目指し、準備が進んでいます。入社式ならぬ入団式(運営は社団法人が行ってゆきます)を行い、こども達の豊かな学び場を作り続ける新たな仲間が集まりました。

メンバーは東京の大学を卒業して就職した人から、大手リゾートホテルグループからの転職者、雄勝町の出身で町に戻りたい思いで飛び込んできた人、そしてこの学校を卒業した卒業生まで。

そんなモリウミアスに関わる人を今回は紹介します。

まずは一緒に働いている今野さん。彼女は1923年に設立され、2002年までたくさんのこども達の学び場として地域一体として運営された桑浜小学校の卒業生であり、未だに桑浜の集落に住んでいます。写真手前が今野さん、奥は雄勝出身の中里さん。モリウミアスが立ち上がると聞き、雄勝に戻り働くことを決心してくれました。

今野さんは2013年に廃校を再生させるために活動を始めた頃から手伝うようになり、今年に入りスタッフという立場になりました。裏山でよく遊んでいた頃の思い出を聞かせてくれたり、母校への思いを強く持ち、母校を蘇らせ、多くのこども達に訪れてもらえるよう日々働いています。とても明るく、笑顔でチームを和ませてくれます。

そしてパーマカルチャーデザイナーの四井さん。

パーマカルチャーをご存知ですか? 馴染みのないフレーズかもしれません。サステナブルや自然との共生というキーワードの方が親しみやすいかもしれません。人は自然から水や空気、食べ物や木などのエネルギーをもらい生きている。もらったエネルギーを捨てるのではなく、堆肥にしたり水をリサイクルして農業に活かしたりして再利用する。

こんな素敵な考え方、暮らし方、そして仕組みをモリウミアスに導入しています。そこには四井さんならではのアイディアと実行力が加わり日々変化しています。

アイディアと日々訪れる住民やボランティアなどたくさん人のお陰で、水をリサイクルするバイオジオフィルター(水路)とビオトープ・田んぼが完成しています。

先週は釜戸が完成し羽釜でご飯を炊いてみました。キラキラとお米が立った状態で、炊き上がり、その香り、味は格別でした。

そして田んぼにはアメンボやゲンゴロウといった生き物が早くも集まり始めました。

早くもエネルギーが集まっています。夏のオープンに向けてまた進化しています。

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