「牛乳やヨーグルトをもう1本買って」農水省の職員が牛の姿で訴える(新型コロナ)

「このままでは、搾った乳を捨てたり、最悪の場合、牛の数を減らさなくてはなりません」と酪農家の窮状を明かしました。

農水省の公式YouTubeチャンネルに、同庁の職員が乳牛の格好で出演した。まさに捨て身の姿勢で「毎日牛乳をモ~1杯」と、冷え込んでいる牛乳の消費を訴えた。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて全国に緊急事態宣言が発令された。学校の休校で給食がなくなり、外食産業も営業自粛するケースが増えたことで、牛乳や乳製品の消費の更なる減少が懸念されている。そこで農水省は、酪農家を支えるため、牛乳やヨーグルトを普段より1本多く消費することを推進する「プラスワンプロジェクト」を4月21日から開始した。

YouTubeに20日に投稿されたPR動画も、このプロジェクトの一環だ。農水省牛乳乳製品課の下村さんが、ホルスタインのような格好で出演した。

下村さんは「牛は、毎日乳を搾らないと病気になる」とした上で、牛乳や乳製品の消費が落ち込んだことで「このままでは、搾った乳を捨てたり、最悪の場合、牛の数を減らさなくてはなりません」と酪農家の窮状を明かした。その上で、「いつものお買物で牛乳やヨーグルトを普段より1本多く買ってもらえるとうれしいです」と訴えている。

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