物は言いよう! カステラの「きれはし」、素敵な言い換えに共感の声 考案の社長「思いをそのまま書いた」

長崎本舗「長崎カステラ糖庵の『きれはし』は、切り分ける際に、わずかしかとれない希少品です」

糖庵のカステラ=長崎本舗提供

「切り分ける際に、わずかしかとれない希少品です」。焼き上がったカステラから切り離され、捨てられることもある「きれはし」を、こんな紹介文をつけて売り出しているお店が話題になっています。「本当に思っていることを、そのまま書きました」と話す社長に話を聞きました。

ツイッターで話題に

昨年12月23日、ツイッターに「カステラのきれはし」という商品の画像が投稿されました。パッケージにはカステラを切っている職人の画像とともに、こんな文言が書かれています。

「長崎カステラ糖庵の『きれはし』は、切り分ける際に、わずかしかとれない希少品です」

カステラが焼き上がった後、茶色くなった四辺の部分は切り離され、商品となることなく捨てられることもあります。そんな部分を集めて、ポジティブな文言を添えて商品として販売しているのです。

この投稿に対して、「シャレが効いてて良い」「プレミアム感満載」「こういうポジティブな言い回しはいい」といった反応が寄せられ、リツイートは2万4千を超えています。

値上げをきっかけに

この商品を販売しているのは、長崎市にある「長崎本舗」です。昔ながらの職人による手焼きにこだわり、和三盆糖を使用した高級カステラなどを手がけています。

「きれはし」は、地元の人向けに作っているサービス品です。焼き上げるカステラの数によりますが、5切ほど入ったものが1日400個ほど作られています。税抜き300円で販売していますが、カステラを買ったお客さんへのサービスとしてプレゼントすることもあるそうです。

社長の笹島浩二さんは「半年ぐらい前、250円から値上げした際にパッケージを変えたんです」と話します。「希少品」と表現したことについては「自分が小さかったころ、母がカステラのきれはしをよく買ってきてくれました。そのときからの自分の思いを、そのまま書いたんです。地元の人しか味わえない商品ですから」といいます。

ネットで話題になっていることについては「びっくりしていますが、ありがたい話です。今度はカステラ本体の方が話題になるようにしたいですね」と笑顔で話していました。

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