「祝賀御列の儀」延期。天皇陛下の即位パレード。台風19号被害を受けて

「今回の被災状況を踏まえて延期する方向で検討している」と安倍首相
「即位の礼」当日に行われる「祝賀御列の儀」のリハーサルのため、皇居を出発した警察官ら=6日、東京都千代田区
「即位の礼」当日に行われる「祝賀御列の儀」のリハーサルのため、皇居を出発した警察官ら=6日、東京都千代田区
時事通信社

台風19号の深刻な被害を受けて、10月22日に実施される予定だった天皇陛下の即位を祝う祝賀パレードが延期される見通しとなった。

2019年限定で祝日となる22日午後1時から、宮中で即位を内外の代表がお祝いする「即位礼正殿の儀」が開催される。その後、両陛下のパレード「祝賀御列の儀(しゅくがおんれつのぎ)」が午後3時半から4時まで、皇居周辺で約30分かけて実施される予定だった。

菅義偉官房長官は10月17日午後の記者会見で「総理から諸般の状況を総合的に勘案し、延期する方向で検討するという指示があり、現在、日時等について調整しているところです」と話した。いつに延期するかについては明言を避けた。「即位礼正殿の儀」などの他の儀式については、予定通りに実施するという。

朝日新聞デジタルによると安倍首相は17日、台風19号で被災した宮城県を視察中、「今回の被災状況を踏まえて延期する方向で検討している。新たな日時については現在調整中だ」と語っていた。

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