上半身裸で入場行進したトンガ選手団の旗手、ハアパイ諸島に住む家族の無事を確認。「家も健在だった」

ピタ・タウファトファ選手は「家の中まで波が入ってきたが、土台はしっかりしていたと聞いた」と安堵の報告。出張中だった父親や他の島に住む家族とは、まだ連絡が取れていないそうです。
平昌オリンピック開会式で旗手を務めるタウファトファ選手(2018年2月撮影)
平昌オリンピック開会式で旗手を務めるタウファトファ選手(2018年2月撮影)
Jamie Squire via Getty Images

東京オリンピックでトンガ選手団の旗手を務めたピタ・タウファトファ選手が1月19日、公式Instagramに「ハアパイ諸島の家族は無事で、家も健在だった」と安堵する投稿をした。

タウファトファ選手の家族が住む家は、15日に大噴火を起こした海底火山に近いハアパイ諸島にあった。波は家の中にまで入ってきたが、土台はしっかりしていたという情報を伝えた。

「ハアパイ諸島の本島に住む家族は無事で、ハアパイの家『フイノ 』はまだ建っているという知らせを受けました。この家は100年以上の歴史があり、多くのサイクロンと経験し、今回は津波の被害を受けました。家の中まで波が入ってきたが、土台はしっかりしていたと聞きました」

一方で、首都があるトンガタプ島に滞在していた父親や、他の島にいる家族との連絡はまだ取れていないという。

■本人は噴火当時、オーストラリアでトレーニング中だった

タウファトファ選手はリオデジャネイロ、平昌、東京と夏季と冬季のオリンピックに、テコンドーなどの競技で通算3回出場している。いずれの開会式でも、トンガ選手団の旗手を務めた。裸の上半身にココナツオイルを塗り、下半身に「タオバラ」と呼ばれる民族衣装の腰巻きをまとって入場行進する様子が世界的に注目を浴びた

ラジオ・ニュージーランドによると、タウファトファ選手自身はオーストラリアのブリスベンに住んでおり、トレーニング中で無事だったが、トンガに住む家族と連絡がとれなくなっていた。

タウファトファ選手は16日、「ハアパイ諸島の知事である父は議会の開会直後に(首都がある)トンガタプ島からハアパイ諸島に帰る途中だったが、火山の噴火でフライトがキャンセルされて海岸沿いの家にいるというところまでしか分からない」「ハアパイ諸島の家族と一切の連絡が取れない」とInstagramで報告。家族の安否が心配されていた。

■トンガ救援のためのクラウドファンディングを立ち上げる

今回の噴火で大きな被害を受けた母国を救うためにタウファトファ選手は16日、クラウドファンディングを立ち上げた。集まった資金は、困っている人々や、インフラ、学校、病院などの修復のために使うという。100万ドル(約1億1400万円)が目標だが、日本時間19日時点で43万ドル(約5000万円)が集まっている。

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