アートとカルチャー
2019年12月05日 18時20分 JST | 更新 2019年12月06日 10時18分 JST

「PRODUCE 101 JAPAN」韓国の参加者が相次いで辞退。運営がSNSの誹謗中傷にマナー呼びかけ

「プデュ」の愛称で人気の番組。韓国の練習生が最終回を目前に相次いで辞退することとなり、ファンの間で衝撃が走っている。

「PRODUCE 101 JAPAN」の公式サイトより

101人の練習生たちが芸能デビューを目指すサバイバルオーディション番組、「PRODUCE 101 JAPAN」。番組の運営事務局は12月5日、韓国から参加していた練習生のキム・ユンドンさんとチョン・ヨンフンさんが辞退したことを発表した。11月下旬には、別の韓国人練習生、キム・ヒチョンさんが辞退することも発表されていた。

人気ランキングで上位に入り、デビューも視野に入れていた韓国の練習生が最終回を目前に相次いで辞退する事態となり、ファンの間で衝撃が走っている。

いったい何が起きたのか。

「PRODUCE 101 JAPAN」とは

「PRODUCE」シリーズは、韓国の音楽専門チャンネルMnetで2016年から毎年放送されている人気オーディション番組。

100人近い練習生たちが芸能デビューを目指して歌やダンスなどの課題をこなしていく番組で、デビューメンバーは“国民プロデューサー”と呼ばれる視聴者の投票によって選ばれる。これまでに日韓合同のガールズグループ・IZ*ONE(アイズワン)などを輩出した。

日本版の「PRODUCE 101 JAPAN(プロデュース ワンオーワン ジャパン)」は、吉本興業とMCIPホールディングス、韓国のエンターテインメント企業CJ ENMが共同で手がけるプロジェクトで、ファンからは「プデュ」「日プ」の愛称で親しまれている。

なお、韓国版では投票の不正操作疑惑が大きな問題となっているが、日本版は独自の運営体制で番組を制作しており、「不正はなされていない」と声明を出している

 

最終回目前、韓国の練習生が次々辞退

番組は、9月から動画サイト「GYAO!」などで配信を開始。11月に配信された第8話で、デビュー候補は35人まで絞られていた。12月11日には11人のデビューメンバーを決める最終決戦が開催される予定で、最終回はTBS系列でテレビ放送もされる。

キム・ユンドンさん、チョン・ヨンフンさん、キム・ヒチョンさんの3人は、いずれも35人の候補に選ばれており、人気の高いメンバーだった。

しかし、11月28日、運営事務局が「一身上の都合により」ヒチョンさんがオーディションから辞退することを報告

12月5日には、ユンドンさんとヨンフンさんも辞退することが発表された。「彼らと話し合いを重ねた結果、本人たちの意向を尊重し、運営事務局としては辞退を受け入れたことをご報告致します」としている。

デビュー候補生を20人に絞る第3回順位発表式が同日に配信予定だったが、収録後に辞退の申し出があったため、番組内容はそのまま配信するという。

 

誹謗中傷にマナーの呼びかけも

「PRODUCE 101 JAPAN」では、日本に在住していることや、応募時点で芸能事務所に所属していないことなどが応募条件となっている。

3人をめぐっては、「応募時に韓国の芸能事務所に所属しており、ルール違反なのではないか」などの憶測が一部SNSユーザーの間で広がっていた。

運営事務局は、ヒチョンさんの辞退の報告とあわせて、「3名とも過去に所属していた韓国の芸能プロダクションとの所属契約は応募時点において解消されている」として、ルール違反がないことを強調。

また、3人に兵役義務があることに対して一部の視聴者から疑問の声が上がっていたが、「これらはいずれも法律上の義務であって、将来的な活動に支障があるとしても、その義務を果たすことについては、PRODUCE 101 JAPANとして当然のことと想定しております。従いましてこの点をもって応募資格に欠けるものとは考えておりません」と説明していた。

5日にユンドンさん、ヨンフンさんの辞退を発表した際には、「各種SNSにて一部実名で事実無根の心ない誹謗中傷の投稿が見受けられます」として、「SNSマナーにご理解ご協力の程お願い申し上げます」とも呼びかけている。

「PRODUCE 101 JAPAN」は、グローバルに活躍するボーイズグループの結成を目指すプロジェクトだ。

多様なルーツや国籍を持つメンバーが集う、新たなボーイズグループの誕生を期待していたファンからは、3人の辞退に落胆の声も上がっている。

【UPDATE 2019/12/6 9:45】記事の一部内容を修正しました。