面接で「服装自由」、何を着ていく? Vogue編集長アナ・ウィンターなど専門家がアドバイス

「自分にあった服装をしなさい。どんな仕事の面接であろうと、自分を偽ったら自分に失礼です」
面接の順番を待つ男女 イメージ写真
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面接の順番を待つ男女 イメージ写真

面接に何を着ていったら良いか、頭を悩ませた経験は誰にでもあるかもしれない。

そんな時は、ファッション界の女王、アナ・ウィンターの言葉に耳を傾けよう。

有名ファッション雑誌Vogueの編集長である彼女は、Vogueの新しいビデオシリーズで、たくさんのファッションに関する質問に答えた。

Vogueのアナ・ウィンター編集長
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Vogueのアナ・ウィンター編集長

その中で、仕事の面接で何を着ていけば良いか?という質問に対し、次のように答えている。

「たまに、前の晩や当日の朝に買ったんじゃないかっていうくらい、その人の個性や性格にフィットしない服装で来る人もいます」

「みんなに覚えておいて欲しいのは、Vogueだろうがどこであろうが、あなたの服装を雇うわけではありません。あなたの服装が仕事をするわけではない。あなた自身が大事なのです」

ウィンター編集長は、かつて面接した、完璧な服装をしてきた男性について語った。「ずっと印象に残っているのは、ある若い男性。ドレスを着てハンドバッグを持ってきたの。その場で採用を決めた」

「自分にあった服装をしなさい。どんな仕事の面接であろうと。自分を偽ったら自分に失礼です」

Vogueでの面接は他の企業での面接よりは服装が重要視されるだろうが、アドバイスは他社でも通じるものがあるだろう。

リクルートスーツの女性
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リクルートスーツの女性

日本での面接は、リクルートスーツのイメージがあるが、実際どうだろうか?

リクルートキャリア・就職みらい研究所の増本全所長によると、最近ではスーツでなく、「服装自由」の企業も一般的になってきているという。何を着ようか迷ったら、印象の良いビジネス・カジュアルが最適だという。

増本所長は、ハフポスト日本版の取材に「自分にとって、働くとはどういう事なのかを意識して欲しい。働く仲間や顧客に対してどのような服装で望めば良いのか。ビジネス相手に不快感を与えず、清潔感のある服装がベースライン」と話した。

「目立つのが重要なのではなく、形式にとらわれずに自分らしい服装をし、良い印象を残すのが大事。また、結局は服装よりも、話す内容の方が重要視されるので、そこできちんと自分を表現してほしい」と就活生に向けてアドバイスした。