「生きてるって素晴らしい」飛行機が車道に不時着。パトカーの機転で無事(動画)

飛行機に、ほんのわずかなダメージがあったほかは、今回の不時着で一切の損害や負傷者は出なかったという。
不時着する寸前の軽飛行機(ワシントン州の警察官のTwitterより)
不時着する寸前の軽飛行機(ワシントン州の警察官のTwitterより)
Twitter/wspd1pio

アメリカで、一歩間違えれば大惨事に繋がりかねない飛行機事故があった。

ワシントン州のスパナウェーという町で8月1日、同州の警察官クリント・トンプソンさんが、パトカーで巡回していたところ、驚くべきものを目撃した。

道路の数メートル上空を小型飛行機がフラフラと通過しており、不時着する寸前だったのだ。

トンプソンさんは急きょUターンをして、パトカーの非常灯をつけて、背後から車が来ないようにした。パイロットが安全に着陸できるように道を空けたのだ。飛行機は最終的に交差点の直前で停止した。以下は、トンプソンさんのパトカーから撮影された動画だ。

パイロットのデビッド・アックラムさんによると、不時着したのはエンジントラブルが原因だったという。飛行機に、ほんのわずかなダメージがあったほかは、今回の不時着で一切の損害や負傷者は出なかった。

地元テレビの「Q13FOX」に対してアックラムさんは、以下のようにトンプソンさんへの感謝を伝えた。

「警察官の行為に感謝したいです。私が重傷を負ったり死亡したりすることや、自動車が飛行機と衝突する事故を防いでくれました。生きてるって素晴らしい」

■同じ機体で日本でも不時着事故

シアトルタイムズによると、今回不時着した飛行機は、組み立て式の「ランドロビンソン KR-2」だった。運輸安全委員会によると、日本でも似たような事故が起きている。

2017年7月に同種の機体のエンジンが燃料が枯渇して停止し、兵庫県相生市のゴルフ場に不時着。機体が損傷しパイロットが重傷を負ったという。

この記事は、ハフポストUS版を翻訳・加筆しました。

(記事執筆者:Josie Harvey 翻訳・編集担当:安藤健二)

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