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2019年06月20日 10時10分 JST | 更新 2019年06月20日 10時52分 JST

八村塁が参加、NBAドラフト会議の仕組みを徹底解説。VIP招待で、指名チーム・順位予想は大盛り上がり

日本時間の21日午前8時にドラフト会議が開かれます。

バスケットボールの八村塁選手が、6月20日(アメリカの現地時間)に開かれるドラフト会議に参加する。指名されれば、日本出身選手としては、元日本代表の岡山恭崇さん以来38年ぶり2人目で、NBA入りすれば史上初の快挙となる。

NBAドラフトの仕組みや対象選手、八村選手が指名されそうな順位やチームについて、紹介する。

時事通信社
NBAのロゴ

ドラフトの仕組み「弱いチームほど有利に」

ドラフト会議は、次のシーズン(10月〜4月)に向けて、各チームが新人選手を指名して獲得する制度。毎年、6月の第4木曜日に開かれる。

ドラフト指名される選手は全部で60人。NBAに所属する全30チームが原則、それぞれ順番に計2人指名する。

いい選手を獲得するには、上位指名権を獲得することが必須。ドラフト指名順位はどう決まるのか。 

前シーズンの各チームの成績と、抽選(ロッタリー方式)で決定する。まず、プレーオフに出場できなかった14チームが抽選をひき、上位4位までの指名権が決定する。 

この抽選は、シーズン中の成績が弱いチームが、引き当てやすくなるようにな仕組みになっている。

5位以降の指名権は、シーズンの成績が弱い順に割り振られる。

弱いチームが有望な新人選手を獲得できるようにして、リーグの競争力を上げるための仕組みだ。

抽選結果が左右する1〜14位の指名は「ロッタリーピック」と呼ばれ、これに選ばれるかが、選手の力量を図る一つの指標となっている。

USA Today Sports / Reuters
ドラフト指名順位の抽選会の様子

対象選手は?

NBAドラフトは、どんな選手が対象となるのか。

原則は、大学の卒業資格がある、22歳以上、NBA以外でプロ経験があるといった人に、参加資格が与えられる。

これに加えて、大学在学中などでも希望者が参加できる「アーリーエントリー」制度も設けられている。

アーリーエントリーの場合は、ドラフトのある年に19歳(大学1年生修了)になっていることなどが条件で、ドラフト会議が始まる60日前までに宣言する必要がある。

その年の参加を見送り、大学に残って実力や経験を積み、結果を出してドラフトで上位指名されそうな時にエントリーする選手も多い。

八村選手の場合は、大学3年生が修了したタイミングで、アーリーエントリー制度でNBA挑戦を表明した。

アーリーエントリーには、6月13日時点で、98人が申請している

今回のドラフトの目玉は、ザイオン・ウィリアムソン選手。あのNIKEのバッシュを試合中に破壊したことでも知られる規格外の選手で、1位指名が確実視されている。

USA TODAY USPW / Reuters
ザイオン選手(青)をディフェンスする八村選手(白)

八村選手、ホーネッツやウルブズ予想が最多

八村選手は、1巡目(全体30位以内)の上位指名が予想、期待されている。

ESPNによると、八村選手は、ドラフト会議当日の会場のVIPルームに招待された20選手のひとりに選ばれた。

NBAドラフト会議は例年、上位指名の可能性が高い選手が家族や代理人と一緒に招待されており、八村選手の指名はほぼ確実。何位でどのチームに指名されるかに注目が集まる。

アメリカの各スポーツメディアやサイトは、ドラフトの順位を随時予想している。どの媒体も、1〜3位までは同じ顔ぶれがならび、ほぼ確定と言われている。

八村選手は、4位〜20位の間に指名されるとみられ、ロッタリーピック(14位以内)に入る可能性もある。

NBA公式サイトが、ドラフト順位予想をしている10のウェブメディアを紹介。

八村選手の順位については、12位のシャーロット・ホーネッツと予想したのが5つ。11位のミネソタ・ティンバーウルブズが3つで、16位のオーランド・マジックと19位のサンアントニオ・スパーズが1つずつだった。

事前予想では、12位のホーネッツか、11位のウルブズが濃厚とみられる。

各メディア予想を踏まえて、NBA公式の「モックドラフト」(模擬ドラフト)番組は、八村選手をホーネッツの12位指名と予想。

番組の中で「ゴンザガ大学で毎シーズン上達してきた」と紹介し、「ドラフト指名されたら、日本のメディアが彼をずっと追いかけることになるだろう」と予想した。

「大坂なおみ選手は、ご存じの通り、日本でも著名なテニス選手ですが、八村塁選手も、日本でもバスケットボールでさらに著名選手になる」と期待した。

時事通信社

視聴方法は?

NBAドラフト会議は、現地時間20日午後7時(日本時間の21日午前8時)から放送される。テレビ中継はないが、日本の媒体では「Rakuten TV」に登録するか、NBA Japanの公式Twitterで視聴できる。