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2019年06月09日 11時09分 JST

2歳衰弱死、リスク評価書作らず 育児放棄はないと判断

アセスメントシート作成は、養育状況などを客観的にチェックし、対応の遅れを防ぐ狙いがある。

paulfourk via Getty Images
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2歳衰弱死、リスク評価書作らず 児相「判断甘かった」

 札幌市の池田詩梨(ことり)ちゃん(2)が衰弱死し、母親と交際相手が傷害容疑で逮捕された事件で、虐待通告を受けた札幌市児童相談所(児相)が、虐待のリスクを評価する「アセスメントシート」を作っていなかったことが8日、分かった。厚生労働省は虐待の有無や緊急性を見分けるためにシートの作成を求めており、児相は「判断が甘かった」と話している。

 シートは、児童の心身の状態やネグレクト(育児放棄)といった養育状況などを客観的にチェックするもの。緊急介入が必要かどうかの判断に生かし、対応の遅れを防ぐ狙いがある。

 札幌市児相によると、虐待を疑う情報が昨年9月28日と今年4月5日に寄せられ、虐待通告として受理した。昨年9月の通告では、当日に職員が自宅を訪問し、母親の莉菜容疑者(21)と面談。詩梨ちゃんにあざや傷がないことを確かめた上で、育児放棄はないと判断したという。

(朝日新聞デジタル 2019年06月09日 07時01分)

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