「令和の怪物」佐々木朗希投手、夏の初戦に登場。ゆったりしたフォームから打者を圧倒。

ストレートはコンスタント140キロ台を計測。右打者の外角に逃げるスライダーで空振りを奪う場面もあった。

「令和の怪物」がベールを脱いだ。

最速163キロを誇る大船渡高校の背番号1・佐々木朗希投手が、7月16日の高校野球岩手県大会2回戦・遠野緑峰戦に「4番・ピッチャー」で先発した。

大船渡・佐々木投手(2019年3月)
大船渡・佐々木投手(2019年3月)
時事通信社

佐々木投手の出番は、マウンドよりも先にバッターボックスで回ってきた。ランナーを2人置いた場面で相手投手の変化球を流し打つと、ライトの頭上を超す2点タイムリースリーベースとし、4番の仕事を果たした。

その裏、先発投手としてマウンドに立つと、セットポジションからゆっくりと左足を高く上げるフォームで、外角中心に攻めるピッチングを展開。

上手く力をセーブしながらのピッチングだったが、ストレートはコンスタントに140キロ台を計測。右打者の外角に逃げるスライダーで空振りを奪う場面もあった。

佐々木投手は、遠野緑峰の打者を寄せ付けない投球を披露。2イニングを完全に抑えると、味方が大量リードしていることもあってか、代打を送られ降板した。

試合は、大船渡が14対0で5回コールド勝ちをおさめた。

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